メニュー

関連ページリンク

トップ > FX デリバティブ > FX デリバティブ - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月4日 1時)

FX メンタル・アプローチのお話

今年の流行語代大賞に「グ~!」と
「アラフォー」が決定したそうですね。
福田元首相の「あなたとは違うんです。」も
トップ10入りしたそうです。(笑)

<一昨日12月1日(月)の主な出来事>

市場のオープンからは、ドル円とクロス円が軟調となり、
その後は揉み合う展開となりました。
日自動車販売台数の前年比は、
-27.3%と大きく落ち込む結果となりました。
OPECの事務局長が「原油は供給過剰。12月17日の総会では
減産を決定する可能性。」との認識を示す発言をしました。
日経平均は、前週末比-115.05円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独小売売上高指数が市場予想より弱い-1.6%となりました。
スイスSVME購買部協会景気指数は、
市場予想より弱い35.2となりました。
NYダウ先物や欧州株価が軟調となりました。
ドル円やクロス円が下落しました。

ニューヨーク時間では、
カナダのGDPが市場予想より弱い0.1%となりました。
ドル円とクロス円の軟調が続きました。
米ISM製造業景況指数は市場予想より弱い36.2となりました。
NYダウの軟調が続きました。
一部で英国がユーロ導入を検討と伝えられましたが、
英国の首相報道官が否定しました。
全米経済研究所が「米リセッションは07年12月からと判定。」
との認識を示しました。
米バーナンキFRB議長が「金融市場には安定化の兆候。
労働市場は11月に悪化。景気は下向き。さらなる利下げ可能。
米経済は当面弱い。」との認識を示しました。
NY原油は49ドル半ばで取引を終えました。
NYダウは大きく下落して前週末比-679.95で取引を終えました。

<昨日2日(火)の主な出来事>

東京時間では、豪経常収支が-97.36億豪ドル、
豪小売売上高が0.7%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
日経平均やアジア株は軟調となりましたが、
ダウ先物が小幅反発して、
ドル円やクロス円も反発する場面がありました。
豪RBA政策金利は、1.00%の利下げとなりました。
ウールストリートジャーナル紙が「米ゴールドマン・サックスの
四半期純損失が最大20億ドルとなる」との観測報道をしました。
反発していたドル円やクロス円が軟調に転じました。
日銀の臨時会合では、企業融資促進のため金融機関へ
3兆円規模の資金供給を行う支援策を決定しました。
また、日追加利下げについては
「さまざまな問題が生じる可能性」が
あるとして否定的な見解を示しました。
日経平均は8000円の大台を割り込み
前日比-533.53円で引けました。

ロンドン時間では、
スイスの消費者物価指数が
市場予想より弱い-0.7%となりました。
主要通貨ペアは上下動の揉み合いとなりました。
欧生産者物価指数は市場予想より弱い-0.8%となりました。
ポンド円が一時13年ぶりの安値をつけました。
欧州株が前日比マイナス圏からプラス圏に転じました。
ドル円とクロス円が上下動しながらも、
しだいに堅調になりました。

ニューヨーク時間では、
NYダウが堅調に推移しました。
米フォードの再建計画では、
「60億ドル規模のつなぎ融資を求めるが
09年に流動性危機に陥るとは想定していない。
ディーラー606店舗を年末までに閉鎖。電気自動車の開発。
2011年に赤字脱却を目指す。」などが発表されました。
英ブリティッシュ・エアウェイズが、
豪カンタス航空やスペインのイベリア航空と
合併交渉を進めていることが報じられました。
ポールソン米財務長官が「米経済は急速に下降してきた。
米中対話では為替市場の構造改革と金融市場の開放が焦点。」
と発言しました。
フィラデルフィア連銀総裁が、
「米経済は一部改善するも数四半期は弱い。
09年のGDPは2%を下回る可能性。」と発言しました。
米GMが4つのブランドに経営を集中するとして、
120億ドルの融資と60億ドルの信用枠を要請しました。
NY原油は47ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+270.00ドルで取引を終えました。

<今日3日(水)の主な予定>

午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感、
午前9時半に豪GDP、
午後7時に欧小売売上高、
夜10時15分に米ADP雇用統計
夜10時半に米非農業部門労働生産性、米単位労働費用、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数、
深夜4時に米地区連銀経済報告(ベージュブック)、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧・米の指標には注目です。

<明日4日(木)の主な予定>

朝の5時にRBNZ政策金利、(市場予想は1.00~1.50%の利下げ)
午前9時半に豪貿易収支、豪住宅建設許可件数、
午後3時45分にスイスGDP、
午後7時に欧GDP(改定値)、
夜9時に英BOE政策金利、(市場予想は1.00%の利下げ)
夜9時45分に欧ECB政策金利、(市場予想は0.50%の利下げ)
夜10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
同夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加住宅建設許可、
深夜12時に米製造業受注指数、
同深夜12時に加Ivey購買部協会指数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・スイス・英・欧の指標には注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の講演も予定されています。

さて、OECD(経済協力開発機構)の発表によりますと、
加盟30ヵ国の失業者の合計が2008年の3,400万人から、
2010までに23%増加して、800万人多い
4,200万人にもなるとの見通しを発表しました。
世界経済の悪化が長期化する可能性もありそうです。

豪が医療や教育分野の公共事業で151億豪ドル規模の追加景気対策、
そしてEUが財政赤字を容認して
景気刺激策を加盟各国に要請したことで、
仏が自動車や建設の支援る構想、独では減税論議、
オランダも財政出動するなどの動きがあるようですが、
危機に瀕するマーケットの要望は、
なお果てしなく強いようです。

また、米フォードが、米議会に再建計画を提出して、
ディーラー606店舗を年末までに閉鎖することや、
電気自動車など環境対応車戦略を柱に、
指摘のあった自社用ジェット機の売却
および80年代のアイアコッカ氏のクライスラー再建を模して
CEOの年棒を1ドルにするなど懸命にアピールをして、
大型リストラは盛り込まれなかったものの、
傘下のボルボの売却も検討するとして、
1911年の黒字化を目標に融資枠90億ドルを要請しました。

一方、年内にも資金繰りが危機的水準に陥りかねない
米GMは労務費削減のリストラが余儀ないようで、
また、「債務の株式化」やハーマー・ポンティアック・
サーブ・サターンなどのブランド売却やも盛り込む模様で、
4つのブランドに経営を集中するとして、
120億ドルの融資と60億ドルの信用枠を要請しました。

4日の公聴会にはGMのワゴナー会長は、
空路ではなく陸路を自社のセダンで向かう演出もするようですが、
他社との提携戦略も模索しているクライスラーとともに、
米議会の審判を来週にも仰ぐこととなります。

また、米ゴールドマン・サックスが
初の赤字転落となる観測報道や、
米ゼネラル・エレクトリックの2008年通期決算が
2007年度の2割減となる見込みとのことで、
米経済は厳しい状況が続いているようです。

今週は各国の政策金利が発表されますが、
利下げ幅とともに
"Sell the Rumor,Buy the Fact"の動きを含めて
市場反応が注目されます。


さて今日は、メンタル・アプローチのお話です。

40年のキャリアを持つベテラン・トレーダーで
米CFTCや米NFAや米SECの登録会員でインディアナ州立大学で
MBAの学位も持つラリー・ペサベントの著作には、

1935年に出版されたH・M・ガートレーが著した
" Profits in the Stock Market "という株式市場での
トレーディングに関する古典が紹介されています。

「最新のものほど、進化していて良いものだ。」

ということも否定できないことですが、
古典にも、時を経て今なお変わらぬ煌く言葉があるものですね。

「トレーディングも、ビジネスと同じで最初は基礎を学び、
 そして特定分野の高度な知識の習得に移っていくべきである。」
 また、どのような分野でも、努力と経験を積むことなしに、
 プロのレベルに到達することはできない。」

「成功と失敗とを受け入れる決意が必要である。
 成功するトレーダーとなるためには、まずは失敗から
 学ぶことが大切であり、それには大きな忍耐力が必要である。」

「トレーディングにふさわしい考え方を
 身につけなければならない。
 それには確率で考えることや、
 利益と同じように損失も
 トレーディングのひとつの結果として
 受け入れなければならない。
 これはトレーディングの学習のひとつのプロセスである。」

まぁ、「なんだぁ、精神論かよ!」と言われてしまいそうで、

ほんの少しの学習や、ホーリーグレイルを謳うソフトで
世界のプロ・トレーダーに挑戦して
勝とうとしている人も多い現代では、
一蹴されてしまいそうですが、(苦笑)

トレードで、ある程度の経験を経た人であれば、
一段目の階段も上れないのに、
一気に十段駆け上がるかのような思いが
いかに甘く無謀な考えであるかを身に染みて知ることとなって、
このような言葉にも耳を傾ける気持ちが湧いてくるものです。

また、ザナー・グループの取締役で、
先物取引34年のベテランであるラリー・シュナイダーが語るように

「最初はメンタルなアプローチについて学習することが大切です。
 次に、マネー・マネジメントをしっかりと学んでください。
 そして、そのあとでトレーディング・プランと
 手法を磨いてください。」

多くの人が手法から求めますが、
まずは、メンタル・アプローチからなのかもしれませんね。

少なくとも、メンタル面は軽んじることはできないようです。

プロスペクト理論が説くように
「恐れ」が損失の元凶ともなるトレーディングでは、
まず「メンタル・アプローチありき」となるのでしょうね。
もしかすると、私達は学ぶ順序が違うのかもしれません。

でも、このメンタル・アプローチは、
最強の敵でもある(笑) なんとも手ごわい
自分自身のマインドとの孤独な戦いになりますので、
その矯正や改善は一筋縄ではいかないようです。

メンタル面を説く良書には、マーク・ダグラス著
「ゾーン 相場心理学入門」や
「規律とトレーダー」などがありますが、

自由という名の厳しい環境の中、
誰も叱ってくれる人のいない自身のトレーディングで

弱くもしぶとい(笑) 自分自身のマインドに勝つためには、
やはり、自身を厳しく律する「規律」こそが大切となるようです。

ときに、損切りのルールなど
「自身で決めた規律」を紙に書いて、クリスマスカードのように
パソコンのそばに飾っておくのも良いかもしれませんね。
ご利益があるかもしれません。(笑)

「それじゃ、クリスマスカードじゃなくて…、
 お札(フダ)でしょうが。」(自爆)


作者:COSMOS

更新日:2008年12月3日 6時43分

このブログのホーム

FX 「場の認識と適用」のお話

12月初めは欧州など各国の政策金利の発表とともに、
米自動車産業の再建計画の
議会提出締め切りが2日(火)に迫っていて、
ビッグスリーの救済策の行方が注目されますね。

<先週末28日(金)の主な出来事>

NZの住宅建設許可は-21.9%となりました。
カナダの財務相が「08年の加GDP見通しを0.6%、09年を0.3%」と、
大きく下方修正する認識を示しました。
日失業率は市場予想より強い3.7%、
日全国消費者物価指数は市場予想とおりの1.7%、
そして、日鉱工業生産は市場予想より弱い-3.1%と、
好悪交錯する結果となりました。
英GFK消費者信頼感指数は市場予想より強い-35となりました。
主要通貨ペアは狭いレンジでの揉み合いが続きました。
日自動車生産は-6.8%となりました。
日住宅着工戸数は市場予想より弱い19.8%となりました。
日経平均は前日比+138.88円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ユーロやスイスフランや豪ドルなどが軟調となったものの、
レンジ傾向の相場展開となる通貨ペアが多く見られました。
欧消費者物価指数は2.1%、欧失業率は7.7%と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
欧利下げ幅の拡大期待も出てきたようでした。
スイスKOF先行指数は-0.05%と市場予想を下回りました。
欧州株価はやや軟調ながらも、
前日比終値近辺でのはっきりしない展開となりました。

ニューヨーク時間では、
カナダの経常収支が市場予想より強い
56億カナダドルとなりました。
また、カナダの鉱工業製品価格は市場予想より強い0.0%、
カナダの原料価格指数は市場予想より弱い-12.5%と、
強弱交錯する結果となりました。
月末要因によるものか、一時円が急進する場面がありました。
ユーロなど軟調が続いた通貨もありましたが、
レンジ傾向の上下動の展開の通貨ペアが多く見られました。
NY原油は54ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは短縮営業で、前日比+102.43ドルで取引を終えました。

<月初で週はじめの今日12月1日(月)の主な予定>

午前10時半に日毎月勤労統計、
午後2時に日自動車販売台数(前年比)、
午後4時に独小売売上高指数、
午後5時半にスイスSVME購買部協会景気指数、
午後6時半に英消費者信用残高、英PMI製造業、
夜の10時半に加GDP、
深夜12時に米ISM製造業景況指数、米建設支出、
などの経済指標が発表されます。
加・米の指標には注目です。
また、NY時間にバーナンキFRB議長の講演も予定されています。

<明日2日(火)の主な予定>

午前9時半に豪経常収支、豪小売売上高、
昼の12時半に豪RBA政策金利、(市場予想は0.75%の利下げ)
午後3時45分にスイス消費者物価指数、
午後7時に欧生産者物価指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・欧の指標には注目です。
また、ポールソン米財務長官の講演も予定されています。

そして、今週の12月3日(水)からの主な注目材料は、

3日(水)に、豪GDP、欧小売売上高、米ADP雇用統計、
米非農業部門労働生産性、米ISM非製造業景況指数、
米ベージュブック、

4日(木)に、RBNZ政策金利、豪貿易収支、豪住宅建設許可件数、
欧GDP、英BOE政策金利、欧ECB政策金利、
トリシェECB総裁記者会見、米新規失業保険申請件数、
加住宅建設許可、FRB議長講演、米製造業受注指数、
加Ivey購買部協会指数、米週間原油在庫、

5日(金)に、独製造業受注、加失業率、加雇用ネット変化、
米非農業部門雇用者数変化、米失業率、米消費者信用残高、

などがあります。

さて、月初めの今週は豪・NZ・英・欧など
各国の政策金利が発表予定で、
それらの利下げ幅の大きさが注目されますが、

また、米自動車産業のビッグスリーの
議会への再建計画の提出締め切りも2日(火)に迫っていて、
市場には楽観ムードもあるものの、
米ラスムッセンが11月19~20日に
一般市民1000人へ行ったアンケート調査では、
ビッグスリー救済反対意見が賛成を大きく上回り、
世論が冷ややかでもあることから、
プリパッケージ型の破産法申請案も台頭してきているようで、
救済策の行方も大いに注目されます。
動向しだいでは週末の米雇用統計の市場反応へも
影響が出る可能性もありそうです。

一方、クリスマス商戦のスタートとなる
11月28日のブラックフライデーの売上高は、
米ショッパー・トラックの調査によりますと
3%増の106億ドルとポジティブながら
伸び率は2007年の8.3%増を下回ったとのことで、
先行きをネガティブと見るアナリストも多いようです。

各国の政策金利や、米ビッグスリーの救済策の動向によっては、
動意づく相場展開となる可能性もありそうです。


さて今日は、「場の認識と適用」のお話です。

テクニカル分析は、かなり長い間、
ウォール街の専門家達から一種の占いのようなものと
敬遠されてきた時期があったそうですね。

今はこんなことをいう人は化石人間しかいないと思いますが、
一頃は「チャートなどはウィジャー版のようなものだ。」と、
ファンダメンタリストに笑われていたころも
あったようです。(苦笑)

しかし、テクニカルの草分け的なH・М・ガートレーや
ウィリアム・ギャレット、ジョン・マーフィー、
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキやリチャード・ワイコフ、
などのたくさんの先駆者達の活躍があって、

しだいにテクニカル分析も正統なものとして
その有用性がウォール街でも認められるようになって来ました。

そして、ジャック・シュワッガーの
「マーケットの魔術師」という著書の中で、

「なぜ、ファンダメンタル分析から
 テクニカル分析に鞍替えしたのか」
という問いに対して、

著名トレーダのひとりのシュワルツにして

「テクニカル分析に転向してから、わずか9年間で
 大金持ちになれたからだ。」

と言わしめるほどになりました。

また、テクニカル分析は、
マサチューセッツ工科大学のアンドリュー・ロー教授が
2000年4月17日のビジネス・ウィーク誌に
「この錬金術は純金を生む」という
怪しい(笑)題名の記事が載ってから、
学問の世界へも仲間入りをすることにもなりました。

さて、テクニカル分析には、
ダウ理論のように多くの人が一目置くセオリーもありますが

しかしながら、
テクニカル分析にはいまだ誰もが認めるオーソリティーはなく、
各派がそれぞれに割拠する状況のようで、

チャートに特定のパターンを見つけて
トレードに応用しているのは多数派となるようですが、

その中には、トレンドフォローの手法を主体とする考えもあれば、
逆張りの手法を主体とする考えもあります。

また、周期的なサイクルを中心とする派もありますし、

月の満ち欠けの周期をまじめに研究して
アストロジーをもトレードに応用している派もあるようです。

さらに、ベスト(最良)を追求しようとする向きも多いながら、

一方、万能のベスト手法はないという前提のもと、
大工さんが工程で道具を使い分けるように、

「場の状態に応じて、手法を使い分けるべき」

とする裁量派もあります。

そして、この場の状態についてですが、

たとえば、ラリー・ペサベントと
レスリー・ジョウフラスが指摘しているように、

逆張りトレーダーにとって、

その日の安値(高値)または安値圏(高値圏)で寄り付き、
その日の高値(安値)または高値圏(安値圏)で引ける、
「トレンドデイ」では、

逆張りのシグナルやパターンに従って
正しいトレードをしていても、
結局は何度もストップ・ロスに引っかかってしまい、
損失とともに「逆張り手法は通用しないのか」と、
メンタル面の打撃も受ける
「最悪の日」となってしまうことがあり、

その反対に、このような日は、
トレンドの方向へ沿ってトレードする
順張りトレーダーにとっては、
とても良い一日となることもあります。

これとはまったく逆に、「非トレンドデイ」では、
順張りのシグナルやパターンに従って
正しいトレードをしていても、
順張りトレーダーは高値(安値)掴みで損失となることが多く、
「順張り手法が通用しないのか」と嘆くことになる
「最悪の日」となってしまうことがあって、

その反対に、このような日は、
逆張り派のトレーダーにとっては
とても良い一日となることがあります。

そうです。

その日の相場の状態によって、
逆張りにせよ、順張りにせよ、

「その手法が通用する場合と、そうでない場合がある」
のですね。

つまり、トレード以前の認識として、
「場の認識」と「手法適用の認識」を
しなくてはならないわけですが、

大きな時間軸が保ち合い傾向が続いているならば、
小さな時間軸もレンジ性向が強くなる傾向はあるものの、

また、大きな時間軸での保ち合いが極まって、
スクイーズとなれば爆発的な動きとなることもあって、
「場の認識」はそう簡単ではないようです。

ただ、順張り手法にせよ、逆張り手法にせよ、

「ここぞと思うところで、もしもフェイルとなってしまったら」

その日の場の認識が間違っている可能性もありそうで、
別(逆)の手法への切り替えも
検討してみる価値はありそうですね。

順張り偏重や逆張り偏重の頑固一徹や、
バカの一つ覚えでは、(笑)
日々変化するマーケットに対応しきれないのかもしれません。

もしかすると、手法自体も確かに大切ながら、
「場の認識と、それに応じた手法適用」こそがより大事で、

これこそが「裁量すべき肝要」なのかもしれませんね。


作者:COSMOS

更新日:2008年12月1日 4時5分

このブログのホーム

FX ボラティリティと時間のお話

インド西部の金融が集積する南都のムンバイ(旧ボンベイ)で
イスラム武装勢力を名乗る集団により、
125人が死亡する同時テロ事件が発生しましたね。

<一昨日26日(水)の主な出来事>

NYクローズ後にドル円とクロス円が軟調な展開となり、
東京時間に入っても一段下げとなって、
その後は揉み合いとなりました。
独銀総裁が「欧ECBは一段の利下げ余地がある」と発言しました。
米AIGが救済プログラムにより、
米政府へ優先株400億ドルを売却したことが報じられました。
米次期大統領のオバマ氏が、経済顧問チームの代表に
ボルカー元FRB議長を任命することが報じられました。
日経平均は前日比-110.71円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
仏財務相が「欧ECBはさらなる利下げが望ましい」と発言しました。
トリシェECB総裁が「09年の欧経済見通しはマイナスの可能性」
との認識を示しました。
英GDP(改定値)は市場予想とおりの-0.5%となりました。
英個人消費は市場予想より強い-0.1%となりました。
EU欧州連合が2000億ユーロ規模の経済対策を
加盟各国に提示しました。
ドル円とクロス円は上下動の揉み合いとなりました。
ユードルなどドルストレートは軟調に推移しました。
次回のG20が09年4月に英ロンドンで
開催されることが報じられました。
中国が1%の緊急利下げ行いました。

ニューヨーク時間では、
米耐久財受注が-6.2%、米PCEコア・デフレータが0.0%、
米新規失業保険申請件数が52.9万件と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
米個人所得は市場予想より強い0.3%となりました。
米シカゴ購買部協会景気指数は
市場予想より弱い33.8となりました。
発表時間が未定であった独消費者物価指数(速報)は、
市場予想より弱い-0.5%となりました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報)は
市場予想より弱い55.3となりました。
米新築住宅販売件数は市場予想より弱い43.3万件となりました。
ドル円がしばらく軟調に推移しました。
クロス円は大きな上下動の揉み合いとなりました。
独銀総裁が「欧インフレ率は大幅に低下して
09年に2%を下回る可能性。
ECBは倫理変更の余地を利用する可能性」との認識を示しました。
ユーロドルが一時軟調となりました。
米指標はほぼ軒並み悪かったものの、
27日のサンクスギビングデーの休場も意識されたか
NYダウがショートカバーされて上昇に転じました。
ドル円やクロス円が反発していきました。
NY原油は54ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+247.14ドルで取引を終えました。

<昨日27日(木)の主な出来事>

NZの貿易収支は市場予想より強い-9.42億NZドルとなりました。
豪財務相が「経済が悪化した場合には追加経済財刺激策の実施」
することを示唆する発言をしました。
NZNB企業信頼感は-43.0となりました。
ドル円は軟調となった後、揉み合いとなりました。
クロス円は軟調傾向の揉み合いの展開となりました。
アジア株が中国利下げを好感したか、堅調に推移しました。
日経平均は前日比+160.17円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
ポンドなどが1度下げた後、上昇して揉み合う展開となりました。
独失業率は市場予想とおりの7.5%となりました。
欧業況判断は市場予想より弱い-2.14、
欧消費者信頼感は市場予想とおりの-25となりました。
欧経済信頼感や欧鉱工業信頼感も
市場予想より弱い結果となりました。
主要各通貨ペアは上下動の揉み合いの展開が続きました。

ニューヨーク時間では、
米市場がサンクスギビングデーで、
債券や原油など一部を除いて休場となりました。
独財務相から「ユーロが再度上昇に転じるまで
多くの時間はかからない」との認識を示す発言がありました。
米市場の休場も影響したか、
主要通貨ペアは上下動のレンジ的な揉み合い相場となりました。

<週末の今日28日(金)の主な予定>

朝6時45分にNZ住宅建設許可、
朝8時半に日失業率、日家計調査消費支出、日全国消費者物価指数
朝8時50分に日鉱工業生産(速報値)、日小売業売上高指数(速報)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感指数、
午後1時に日自動車生産、
午後2時に日住宅着工戸数、日建設工事受注、日の中小企業業況判断
午後7時に欧消費者物価指数(速報)、欧失業率、
午後7時半にスイスKOF先行指数、
夜10時半に加経常収支、加鉱工業製品価格、
などの経済指標が発表されます。
(日)・欧・加の指標には注目です。今日は米指標はありません。

さて、一部の口の悪いアナリストは
各国の利下げ競争と揶揄していますが、
中国も1.00%の緊急利下げをしました。

米国の8000億ドル規模の追加金融対策に続くように、
EU欧州連合も欧州の自動車産業への50億ユーロの支援策や
税制優遇や財説出動で2000億ユーロ規模の
経済対策を加盟国に提示しました。

ただ、FRBは度重なる救済策や安定化策による投融資や保証などで、
約8兆ドル(760兆円)もの潜在リスクを抱えることとなり、
米GDPの60%に迫る水準となって、
さらに課題も発生し続けそうな状況から、
対応に失敗すれば米政府やFRBが
巨額の損失を被る恐れがあるために、
ドルの信用も揺らぎかねないと指摘する声もあるようです。

各国政府による金融対策や景気対策への期待とともに、
これから実態経済が最悪期を迎えると見る向きもあり、
期待と実態に揺れる相場展開となりそうです。


さて今日は、ボラティリティと時間のお話です。

ボラティリティ(volatility)とは、価格の変動性のことで、
金融工学のパラメーターで使うことが多く、
価格の変動の激しさを表すパラメータと定義されて、
「率」で表されることが多いようですね。

ボラティリティが大きいと価格変動が大きいわけですが、
普通は過去の値動きから算出したヒストリカル・ボラティリティ
のことを指すことが多いものの、
オプション価格をから計算して、あるべき期待値としての
インプライド・ボラティリティなどもありますね。

また、単に価格変動としてだけ捉えますと、
数百円台の株と数千円の株では同じ率でも
価格自体の変動は変わりますので、
価格それ自体も変動の大きさに影響しているようですし、

一頃の原油マーケットのように、
マーケットの大きさも価格変動に影響するようです。

また、為替マーケットでも、
ドル円の取引量をスイミングプールの大きさとすると、
南ア・ランド円は、おちょこ一杯より小さな取引量となるらしく、
流動性が大きく異なり、金融有事の時などには、
小さな国の通貨は驚くような価格変動となることがありますね。

さまざまな要因が価格変動の大きさに影響してくるようですが、

また、価格の変動には「時間」という要因もあります。

絶対はないと言われる相場ですが、
価格変動の大きさは、「時間が長いと大きくなる」という
公理にも近い性質があるようで、

1分足より5分足、5分足より1時間足、
そして、1時間足より日足、日足より週足が
大きな価格変動を示します。

時間が価格変動のリスク(分布範囲)にかかわっているのですね。

また、当然ながら月足や週足などの大きな時間軸でも
陽線や陰線の連なりがあります。

「そんなのあたり前じゃないか!」

という感じもしますが、これはとても大きな意味があって、

大きな時間軸でより大きな価格変動があって、
さらに、「陽線や陰線が連なることがある」ということは、
一方向のバイアスが長期にわたって存在することになって、

例えば仮に、大きな時間軸のトレンドの方向が下降なら、

小さな時間軸で、ランダムに上げ下げしているようでも、
下げることのほうがかなり多いバイアスがあることになり、

また、小さな時間軸でいったん目一杯下げたようでも、
踊り場的なレンジの揉み合いや保ち合いを経て、
さらに同方向の下落となることがあるのですね。

もしも、そうでなければ大きな時間軸で
陰線の占める割合の多い下降トレンドは
形成されなくなってしまいます。

そして、大きな時間軸のトレンドの方向が上昇なら、
小さな時間軸では、この逆の状況となります。

ところがまた、

大きな時間軸のトレンドも永続することはなく、
下降にしても上昇にしても、
やがてトレンドは終焉して変わります。

このときの変化は、必ず小さな時間軸から現れて、
大きな時間軸のトレンドと逆方向の動きが増えてきて、

やがて小さな時間軸のこの動きが集積されるように
大きな時間軸のトレンド自体を変えていきます。

ただ、トレンドの転換期は、
一変するように急激に変わることもありますが、
多くは方向不明の踊り場的なレンジ性向の強い状況を経る
ことが多いようですね。

このような踊り場的な状況では、
トレンドの残存を信じるフォロー派と、
早期に転換を捉えようとするコントラリアンが
ともによく騙される時期となるわけです。(苦笑)

大きな時間軸でトレンドが明確に見て取れるときは、
短期トレードでも、その方向を中心に
トレードしたほうがよさそうで、

また、大きな時間軸のトレンドが不明瞭となってきたときは、
トレードを休むのが良いのかもしれません。

ともあれ、

大きな時間軸のトレンドが小さな時間軸にも影響を与え、
また、小さな時間軸の動きが集積して
大きな時間軸のトレンドに影響を与えて変えてしまう、
相互にフィードバックしているような関係は興味深いものです。

価格変動を「時間」という観点から見てみると、
あたり前のようでもあり不思議なようでもあり、
また、歴史的な意味での国家と民衆のようでもあり、
なんか面白いですね。


作者:COSMOS

更新日:2008年11月28日 6時6分

このブログのホーム

オススメ・スポンサーサイト「生命保険」

FX 「私は貝になりたい」のお話

米が総額8000億ドル規模(約77兆円相当)の
追加金融対策を発表しましたね。

<週はじめ24日(月)の主な出来事>

先週末、米オバマ次期大統領が
NY連銀のガイトナー総裁を財務長官に指名すると
報道されたことを材料に主要通貨ペアが上昇した
地合いを継いでのスタートとなりました。
オセアニア時間ではやや堅調に推移したものの、
振り替え休日で休場の東京時間に入ると、
ダウ先物の下落やアジア株の軟調を背景に
主要通貨ペアが軟調な展開となりました。
午後に入ると米政府が米シティーグループの200億ドルの
優先株を取得して資本注入することや、
米シティーグループの3060億ドルの
高リスク資産を米政府保証すること、などが伝えられました。
また、米GMが破産法適用を含めて
あらゆる選択肢を検討していることも報じられ、
好悪交錯する材料に揉み合いの展開となりました。

ロンドン時間では、
欧経常収支が発表されて、
-106億ユーロという結果になりました。
独IFO景気動向は85.8、同現況評価は94.8、同予想値は77.6と、
いずれも市場予想より弱い結果となりました。
欧鉱工業新規受注も市場予想より弱い-3.9%となりました。
英銀のスタンダードチャータードが
18億ポンドの増資を発表しました。
欧州株およびダウ先物も上昇して、
しだいに主要通貨ペアが上昇に転じていきました。

ニューヨーク時間では、
米オバマ次期大統領筋が
「経済刺激パッケージが1750億ドルを超える規模になること」
を発表しました。
米中古住宅販売件数は、市場予想より弱い498万件となりました。
IMFがアジアの09年の経済成長が
4.9%へ失速する見通しを発表して、
利下げが適切との認識を示しました。
英国が付加価値税を下げて、GDPの1%にあたる2.9兆円相当の
景気刺激策を行うことが報道されました。
米ブッシュ現大統領とポールソン財務長官が会談して、
米シティ以外の他の金融機関にも
支援策を用意していることが発表されました。
米オバマ次期大統領が、ガイトナーNY連銀総裁を財務長官に、
サマーズ元財務長官を国家経済会議の委員長に、
それぞれ指名することを発表しました。
また、景気刺激策へのコスト拡大から
米財政赤字が拡大することと、
経済は回復する前に一段の悪化となる
可能性がある認識も示しました。
NYダウが上昇して、主要通貨ペアも堅調な展開となりました。
NY原油は54ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比+396.97ドルで取引を終えました。

<ゴトウ日の昨日25日(火)の主な出来事>

オセアニア時間では、主要通貨ペアは
前日の堅調な地合いを継いではじめ上昇しましたが、
その後は軟調な展開となりました。
世界銀行が中国のGDP伸び率を
7.5%前後とする見通しを発表しました。
日経平均は一時上げ幅を縮小したものの
終盤に盛り返しましたが、ダウ先物が軟調に転じて、
主要通貨ペアの軟調傾向が続きました。
日銀金融経済月報では景気判断を下方修正しました。
日経平均は前週末比+413.14円で
8000円台を回復して取引を終えました。

ロンドン時間では、
独GDP(確報値)が発表されて-0.5%と
市場予想とおりの結果となりました。
独個人消費や政府支出やなどは、
市場予想より強い結果となりました。
英総合事業投資は市場予想より強い-0.2%となりました。
ダウ先物の軟調を背景に主要通貨が軟調な展開となりました。
OECDが「09年初めまでに、FRBが0.5%、ECBが1.25%、BOEが1.00%
の追加利下げが妥当。」との認識を発表しました。
ダウ先物が下げ幅を縮小して上昇に転じていきました。

ニューヨーク時間では、
米FRBが政府系住宅金融機関の債務を最大1000億ドル、
そして住宅ローン担保証券を最大5000億ドル購入することと、
消費者ローン担保証券などのABS投資主体に
NY連銀を通じて2000億ドル貸し出すことを発表しました。
ダウ先物が急伸したことを背景に
主要通貨ペアが急上昇する展開となりました。
米GDP(改定値)は市場予想とおりの-0.5%、
米個人消費は市場予想より弱い-3.7%、となりました。
カナダの小売売上高は市場予想より強い1.1%となりました。
米S&Pケースシラー住宅価格は
市場予想より弱い-17.4%となりました。
米消費者信頼感指数は市場予想より強い44.9となりました。
米リッチモンド連銀製造業指数は
市場予想より弱い-38となりました。
米住宅価格指数は市場予想より弱い-1.3%となりました。
NYダウは上昇して始まりましたが、
一時前日比マイナス圏へ下落して、
再び反発する上下動激しい展開となりました。
ドル円は一時上昇した後に軟調傾向の上下動となりました。
クロス円は上昇した後、上下動激しい相場展開となりました。
ドル売り動意にユーロドルやポンドドルが上昇しました。
NY原油は50ドル後半で取引を終えました。
NYダウは前日比+36.08ドルで取引を終えました。

<今日26日(水)の主な予定>

午後4時に独輸入物価指数、
午後6時半に英GDP(改定値)、英個人消費(改定値)、英政府支出、
夜の10時半に米耐久財受注、米個人所得、米個人支出、
同夜10時半に米PCEコア・デフレータ、米新規失業保険申請件数、
夜の11時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
夜の11時55分にミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、
深夜12時に米新築住宅販売件数、
時間未定: 独消費者物価指数(速報値)、
などの経済指標が発表されます。
英・独・米の指標には注目です。

<明日27日(木)の主な予定>

朝の6時45分にNZ貿易収支、
朝の8時50分に日銀金融政策決定会合議事録、
午前11時にNBNZ企業信頼感、NZマネーサプライ、
午後5時55分に独失業率(季調済)、独失業者数、
午後7時に欧業況判断、欧消費者信頼感、欧鉱工業信頼感、
欧経済信頼感、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧の指標には注目です。
米国はサンクスギビングデーで休場です。

さて、米オバマ次期大統領が財務長官に
現NY連銀総裁のガイトナー氏を任命するとの発表や、
時期オバマ政権では景気対策に7000億ドル規模の可能性も
あると計画を進めている
(ワシントン・ポストの報道)ことなど、
危機封じの「3S」財政出動
(速やか"Speedy"、大規模"Substantial"、数年間"Several Years")
にも市場の期待が集まり、

また、10月に250億ドルの資本注入を受けても
なお危ぶまれる米シティーグループに対して
さらに米政府による200億ドル規模の優先株取得と、
同グループの3060億ドルにもなる高リスク資産に
政府保証を実施すること、
そして、他の米金融機関に対しても
支援策が用意されているなどの発表を好感して
一時NYダウや主要通貨ペアが反発する展開となりました。

しかしながら、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙
によりますと、米シティグループは本体とは別の投資専門会社に
1兆2000億ドルもの簿外資産を抱えていて、
不良資産化する恐れもくすぶっているとのことで、
今回の追加対策で充分かどうか、不透明なところもあるようです。

また、米FRBが、政府系住宅金融機関の債務を最大1000億ドル、
そして住宅ローン担保証券(MBS)を最大5000億ドル購入することや、
消費者ローンや自動車ローンと一部の小企業向けローン関連では、
複数のローンをまとめて発行した資産担保証券(ABS)の保有者に
NY連銀が2000億ドルの貸し出しができるようにする、
総額8000億ドルの追加金融対策を発表しました。

良い材料ではあるものの、
このような民間金融リスクを丸抱えする状況に
「救済膨張」を危ぶむ声や、
米財政負担を懸念する声も聞かれます。

そして、米GMは破産法の申請も含めて
あらゆる選択肢で再建策を模索しているようですが、
米議会でペンディングとなっている米自動車産業への対策の行方や、
危機にある他産業の救済策なども今後は焦点となってきそうです。


さて今日は、「私は貝になりたい」のお話です。

女房の強い要請があって(笑)、サポートに多忙なため
あまり行きたくはなかったのですが、
今話題の「私は貝になりたい」という映画を
日曜日に小樽という街のワーナーシネマで観ることとなりました。

元陸軍中尉の加藤哲太郎の手記「狂える戦犯死刑囚」を
映画化したものですが、

その昔、1958年に今は亡きフランキー堺さんが主演したり、
リメイク版として1994年に所ジョージさんが主演して
テレビドラマとして放映されたこともあったのだそうですね。

主人公の清水豊松役のSMAPの中居正広さんの演技も、
その女房の房江役の仲間由紀恵さんの演技も素晴らしく、
久々に映画を見て感動して泣いてしまいました。(苦笑)

駆け落ちするように住み慣れた街を出て、
とある南の町で小さな理髪を夫婦で営み、
貧しくも平凡な和楽の家庭に兵役召集の「赤紙」が来て、
豊松とその家族の運命は大きく音を立てて変わっていきます。

主人公の豊松は、戦時中、二等兵として上官の命令には
絶対服従をしなくてはならず、
上官の命令で捕虜を刺し殺さなくてはならなくなります。

人をあやめる怖さに打ち震えながら、
銃剣で捕虜を突き刺そうとしますが、
銃剣は捕虜の二の腕をかすめただけとなります。

からくも終戦を迎えて、また女房の房江と一人息子との
平和な床屋稼業がはじまりますが、
それもつかの間、MPがジープに乗ってやってきて
豊松は東京裁判にかけられることになります。

そこで言い渡されたのが、捕虜殺害の実行犯としての
なんと死刑の宣告でした。

「なんでこの俺が…」

死刑執行を伝える靴音が二人房に迫る恐怖に怯えながらも、
やがて結ばれるであろう講和条約に生きる希望を託します。

そして、女房の房江も豊松が獄中にいるときに生まれた
幼子を背負い、雪降る中を豊松を助けるために
200名もの嘆願書を集めます。

「これで生きて帰れる…。」

と思ったつかの間、
なんと無情にも豊松の死刑執行の日がやってきます。

死刑執行の前日に司祭に赤ワインを注がれながら
豊松が思うのは理不尽への怒りと、愛する家族への思い…。

そして、一睡も出来ず夜が明けようとする
死刑執行の2時間前に綴ったのが、

「兵隊に取られる事も無い、そうだ私は貝になりたい。」

という有名なくだりです。

戦時下の時代でなければ、
貧しくも楽しい和楽の家庭であったものを
時代が豊松の幸せと命を粉々にして奪うこととなりました。

戦争の悲惨さと生きることや命の尊さ、
そして、幸せや家族愛についてをテーマとする感動の名作ですが、

こんなことがあってよいものだろうかという、
「理不尽」さと運命の無情さを強く感じました。

さて、(無理して相場の話につなげる必要はないものの)

理不尽といいますか、なんとも不可解ながら
事実としてあるのが相場のファットテールです。(笑)

正統とされる理論の基となっているものに、
「正規分布」と呼ばれるものがあります。

ランダムウォーク理論や資本資産価値モデル(CAPM)、
そして、バリュー・アット・リスク(VaR)や
ブラック・ショールズ・モデルにも
「正規分布」の考え方があるとされますが、

近年の研究では、必ずしも価格変動が正規分布の範疇に
収まらないことが発見されているようです。

1978年初頭から2005年10月までのS&P500の価格変動では、

* 小規模な変動が生じる回数が正規分布より多い。
* 中規模な変動(0.5偏差~2.0偏差)が生じる回数は
 正規分布より少ない。
* 大規模な変動(3.0偏差以上)が正規分布よりかなり多い。

ことなどが判ってきて、確率論ではほとんど起こりえない
偏差グラフ両端に位置することになる
大変動が確率より多く現れて、
ファットテールと呼ばれる状況があることが
明らかとなってきたそうです。

ですので、1987年10月以前のマーケットの
過去のボラティリティを前提とすると
確率的にほとんどゼロのことが、
1929年の暗黒の木曜日をも凌ぐ大暴落が
突如、「ブラックマンデーの現実」として
起こることがあったのでしょうね。

ときに時代も人生も、そしてマーケットさえも、
異常値に支配されることがあって、
考えられないことが現実として起こるようです。

ところで、「私は貝になりたい」で共演した
中居正広さんと仲間由紀恵さんが年末の紅白歌合戦の
司会を務めるとになりましたが、

これは、活躍を見るにつけ確率的にありえることのようですね。

「あると思います。」なんちゃって。(爆)


作者:COSMOS

更新日:2008年11月26日 6時49分

このブログのホーム

FX 天空の墓場のお話

ボージョレ・ヌーボーが解禁となりましたね。^^
北海道は雪が降って街が白い雪化粧となりました。

<一昨日19日(水)の主な出来事>

早朝のNZの生産者物価は、投入高で3.7%、生産高で2.8%、
という結果となりました。
豪Westpac先行指数は、-1.0%となりました。
日全産業活動指数は、市場予想とおりの-0.1%となりました。
主要各通貨ペアは下げて上げる上下動の展開となりました。
日経平均は前日比-55.19円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
英BOE議事録が発表されて、
「英インフレ報告が2.00%を超える
利下げが必要となる可能性を示唆。
ポンドの急激な下落はインフレの上振れリスクとなる可能性。
インフレ報告への反応を評価した後に、
さらなる利下げ余地を残すこと。」
などが協議されたことが明かされました。
欧建設支出は-1.3%という結果になりました。
NYダウ先物が下げ幅を縮小したこともあったか、
ドル円とクロス円が上下動しながらも
しだいに堅調となっていきました。

ニューヨーク時間では、
米消費者物価指数が発表されて、
市場予想より弱い-1.0%という結果となりました。
米住宅着工件数は、市場予想より強い79.1万件、
米建設許可件数は、市場予想より弱い70.8万件、
と好悪交錯する結果となりました。
カナダの国際証券取扱高は市場予想より強い
-2.67億カナダドル、
カナダの景気選好指標指数は市場予想より弱い
-0.4%となりました。
FRB副議長が「市場混乱は1990年代以降で最悪。
弱い経済と脆弱な市場が当面続く。
米は向こう数四半期はマイナス成長。
FRBは金利と量的緩和の両方を実行。」との発言をしました。
格付け機関のS&Pが米金融保証会社の
アムバックの格付けを下げました。
クロス円とドルストレートが一時急上昇して、
その後、急激に下落する激しい相場となりました。
米FOMC議事録では
「委員会は経済にとって必要なあらゆる措置とる。
経済成長は2009年も抑制。失業率は悪化傾向。
GDP見通しを下方修正。
経済動向により追加利下げと流動性措置を見直し。」
などが明かされることとなりました。
主要各通貨ペアが下落しました。
NY原油は53ドル半ばで取引を終えました。
NYダウは8000ドルの大台を割り込み、
前日比-427.47ドルで引けました。

<ゴトウ日の昨日20日(木)の主な出来事>

主要通貨ペアの下落はオセアニア時間で下げた後に一服となって、
東京時間の午前中まで、上下動の揉み合いとなりました。
日通関ベース貿易収支は-1756億円と、
市場予想よりかなり弱い結果となりました。
日経平均やアジア株が軟調に推移しました。
午後からリスク回避の円買い動意となって、
ドル円やクロス円が軟調となりました。
日経平均は8000円の大台を割込み
前日比-570.18円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独生産者が発表されて、市場予想より強い0.0%となりました。
スイスの貿易収支は市場予想より強い
18.4億スイスフランとなりました。
英小売売上高指数は市場予想より強い-0.1%となりました。
クロス円は上下動しながらも軟調傾向が続きました。
スイスSNBが政策金利を1.00%緊急利下げしました。
SNB声明では「来年のスイス経済に著しい減速のリスクがある。」
との認識が示されました。
欧州株価も軟調に推移しました。

ニューヨーク時間では、
米新規失業保険申請件数が発表されて、市場予想より弱い
1991年3月以来最悪の54.2万件という結果になりました。
カナダの卸売売上高は市場予想より強い1.5%となりました。
NY原油が一時50ドルを割り込み、
史上最高からわずか4ヵ月ほどで100ドル近い下落となりました。
一時NYダウが下落して、ドル円やクロス円も軟調となりました。
米フィラデルフィア連銀指数は-39.3、
米景気先行指標総合指数は-0.8%、
と共に市場予想より弱い結果となりました。
独銀総裁が「インフレは大幅に低下。
長引く景気減速が政策金利の変更余地を拡大。」
との認識を示しました。
一部の米上院議員が党派を超えて米自動車セクターを救済する
動きがあったとのことで、一時NYダウが前日比プラス圏へ戻して、
ドル円とクロス円が反発する場面がありました。
その後、米民主党の米自動車セクター救済案が
来月へ先送りとなったことが報じられました。
S&Pが米フォードの格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとしました。
NYダウも大きく下落して主要各通貨ペアも急落しました。
NY原油は48ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比-444.83ドルで取引を終えました。

<週末の今日21日(金)の主な予定>

昼過ぎに日政策金利(市場コンセンサスは据え置き)、
午後4時45分に仏消費者支出、
午後5時半に独PMI(製造業・サービス業)、
午後6時に欧PMI(製造業・サービス業)、
夜の9時に加消費者物価指数、
などの経済指標が発表されます。
加の指標には注目です。

さて、米自動車大手3社の首脳は米議会の公聴会で
瀬戸際交渉となる250億ドルの政府支援の必要性を訴えて、
米共和党も救済に向けた合意を目指して
代替案を提示する運びとなりましたが、
連邦破産法の適用を経て再生するのが最善策との見方もあり、
不透明感もあるようです。米民主党の米自動車セクターの
救済案は来月に先送りとなったようで、
今後の米自動車セクターへの支援策の行方が注目されます。

余談ですが、米ビッグスリーの会長3人が
支援を請う公聴会へ参加するにあたって、
それぞれこぞって自家用ジェット機で参加したと言うことで、
米下院の議員からは、「まずは自家用ジェットを売却して
再建の資金にあてる意思はないのか。」との
痛烈な批判を浴びせられたのだそうです。

また、米の住宅市場もS&Pの住宅価格指数が
主要10都市の平均で17.7%の過去最大の下落率となって、
一方、米消費者物価指数も1982年12月以来のマイナスに転じて、
物価の下落と経済の縮小が同時に進むデフレ懸念が
しだいに鮮明となってきているようです。

金融緩和と財政出動による需要の刺激が
必要となってきているようですが、
FRBの市場に大量の資金を供給する量的緩和は余儀なくも、
政策金利の方はのりしろが既に少なくなっているだけに
厳しい金融政策運営となりそうです。

一方、中国の政府系投資ファンドのCICが、
中国の保険会社と投資連合を作って、
経営難となっている米保険大手のAIGと
傘下のアリコに大型出資することが報じられました。
買収金額などを巡って難航する可能性もあるようですが、
今後の展開が注目されます。


さて今日は、天空の墓場のお話です。

1966年から1982年の16年間もの間、
ダウ工業株価指数が超えられないポイントがありました。

ダウの株価指数が950~1050に達すると、
上昇トレンドは必ず終焉を迎えて下落に転じたのだそうです。

ウォール街のトレーダー達はこのポイントを
「上空にある墓場(天空の墓場)」と呼びました。

そして、1983年に株価指数が
ついにこのポイントを明確に超えると、
今度は、そのポイントが堅い大地のように
下落を止める働きをしました。

そうです。

そのポイントとは、レジスタンス(抵抗)・ラインと
サポート(支持)・ラインであったわけですね。

同じポイントが、超えるまではレジスタンスで、
越えた後は、サポートとなるのですから、
最後の一線を越えた○○関係のようでもあり、(笑)
なんかちょっと面白いですね。

さて、このレジスタンスとサポートですが、

一説では、チャートには記憶は存在しないとも言われるものの、
相場は売買する人々が作るものなので、

トレーダーの苦痛と後悔の記憶が、
この「抵抗」と「支持」を作るようです。

上昇トレンドでは、売り方のベアは損失に苦痛を感じています。

また、うまくいっている買い方のブルも
「もっと買っておけばよかった。」と後悔しています。

そして、もしもマーケットが
いったんの下落のチャンスを与えてくれたなら…、

まったく違う動機ですが、

売り方のベアは、損失の苦痛を少しでも和らげようと、
押したところで「手仕舞いの買い」をしようと買いの機会を覗い、

一方、「もっと買っておけばよかった」と後悔している
買い方のブルも、押し目を買おうと狙っています。

どちらも買いのチャンスを狙うこととなるわけです。

そうして、それらの意思が頂点となるポイントが
サポートとなるわけですね。

そして他方、下落トレンドでは、
買い方のブルと、売り方のベアはまったく立場が変わりますが、
やはり苦痛と後悔を感じていて、

それぞれ違う動機で、
どちらも売りのチャンスを狙うこととなります。

そして、それらの意思が頂点となるポイントが
レジスタンスとなるわけですね。

これらのレジスタンスとサポートの発見は、
かなり古典に属するものですが、

市場参加者の集団心理を反映したもので、
時を経ても今なお有効なのには驚きます。

人の心理は、時を経ても変わらないからなのでしょうね。

その後、それらのポイントあたりでのプライスの滞在期間が長く、
揉み合いが続くほど強固となる性質があることや、

これらのレジスタンスやサポートが各時間軸に存在することや、

大きな時間軸に現れる抵抗や支持のほうが、
より強い性質があることなどが発見されました。

また、株式相場ではそれらのポイントで出来高が多いと
抵抗と支持の働きが増す傾向のあることも発見されました。

そして、上昇のトレンドや下降のトレンドでの
レジスタンスやサポートからの押し戻りの
ターニングポイントの位置を予測したり計測しようと、
フェボナッチ数列を用いる手法が開発されたり、

レジスタンスやサポートを超えたときに
エントリーするブレークアウト法なども開発されたりと、
投資法はしだいに進化を遂げていきます。

でも、こうしてみるとレジスタンスとサポートは、
チャートを使ったいろいろなトレード手法の基礎でもあり、
原点ともいえるかもしれませんね。

メンバー様から「レジスタンスとサポート」を解りやすく
動画で解説しているサイトを教えていただきました。

レジスタンスとサポート

何事も基礎が大切なようですね。^^


<お知らせ> 11月24日(月)のブログの更新はお休みします。

作者:COSMOS

更新日:2008年11月21日 6時48分

このブログのホーム

オススメ・スポンサーサイト「ダイヤモンド」

宝石 買取 | ダイヤ 買取 | ダイヤモンド 買取 | 宝石 ダイヤ | 宝石 リフォーム

作者:ads by Seesaa

更新日:2008年11月21日 6時48分

このブログのホーム

FX 予測と対応のお話

米財務省の国際資本統計の発表によりますと、
中国が日本を抜いて世界最大の米国債保有国とっなたそうですね。

<週はじめ17日(月)の主な出来事>

G20後の為替市場は、即効性のある政策が
打ち出されなかったためか、
主要各通貨ペアが下窓を空けてのスタートとなりました。
日実質GDPは-0.1%、日名目GDPが-0.5%、
年率換算の実質GDPは-0.4%というリセッションを示す
結果になりました。
主要各通貨ペアは、反発して窓を埋めました。
日経平均は、大きく上下動して
前週末比+60.19円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
欧貿易収支が発表されて市場予想よりも弱い
-57億ユーロという結果となりましたが、
前回値が上方修正されました。
独連銀総裁が「09年の経済縮小見通しを除外できない。
ECBが追加利下げを行うことはあり得る。」
との認識を示しました。
主要各通貨ペアはやや堅調な上下動の揉み合いとなりました。
米シティーグループが最大5万人規模の人員削減を発表しました。

ニューヨーク時間では、
NY連銀製造業景気指数が発表されて、市場予想よりやや強い
-25.4%という結果になりました。
同構成項目の雇用指数が-28.92と、かなり悪い結果になりました。
米鉱工業生産は、ハリケーンとストライキから回復したことで、
市場予想より強い1.3%となりました。
米設備稼働率は76.4%となりました。
米NABEが「米09年第1四半期はマイナス成長。
米第3四半期には失業率が7.5に達する。」
との調査結果を発表しました。
NYダウが大きな上下動の展開となり、
主要各通貨もつられるように上下動の展開となりました。
NY原油は54ドル後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比-223.73ドルで取引を終えました。

<昨日18日(火)の主な出来事>

ポールソン米財務長官が
「米自動車業界支援には存続性と維持能力が重要。」
と、支援に難色の認識を示しました。
主要各通貨ペアは揉み合い傾向の展開となりました。
豪RBA議事録では、「大幅利下げが必要と合意。
豪経済は大きく悪化して、見通しは下方リスク。」
との見解が明かされ、追加利下げを示唆する内容となりました。
日景気CI指数は、市場予想とおりの結果となりました。
日経平均は前日比-194.17円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
スイス実質小売売上高が発表されて、
前年比で6.4%という結果になりました。
アジア株価や欧州株価が軟調に推移しました。
その後発表された英消費者物価指数は-0.2%、
英小売物価指数は-0.3%と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
主要各通貨ペアは、上下動の揉み合いとなりました。

ニューヨーク時間では、
米生産者物価指数が発表されて-0.28と、
市場予想より弱い結果となりました。
米ヒューレットパッカードの四半期決算が19%増収となった
好結果を受けてNYダウが堅調となったことを背景に、
ドル円やクロス円が上昇する場面がありました。
対米証券投資は662億ドルと市場予想よりかなり強い数字となり、
前回値も上方修正されました。
ポールソン米財務長官が議会証言で、
「救済プログラムは景気刺激策ではない。
信用市場の回復が景気回復。
金融安定化策の最重要目的は資本の注入。
市場の悪化は継続している。
金融安定化策の目的は資本市場の保護。
しかし、当初予定以上の金融機関への資本注入は行わない。」
との認識を示す発言をしました。
英BOE委員が「英国の金利政策はインフレ目標を注視すべき。
ポンドの下落はインフレの上ブレ圧力をもたらす。」
と発言しました。
米バーナンキFRB議長が「経常赤字は深刻な問題。」
と発言しました。
米NAHB住宅市場指数が市場予想より弱い
過去最低の9という結果になりました。
NYダウが下落して、主要通貨ペアが軟調となりました。
米財務次官が「信用市場は改善しつつあるが景気は後退。
自動車セクターの支援に金融安定化策以外の方法がある。」
との発言をしました。
トリシェECB総裁が
「デフレ回避の意図はあるがデフレの痕跡はない。
ECBは追加利下げの可能性を除外しない。」との発言をしました。
米ミネアポリス連銀総裁が「失業率は7.5%以上となる可能性。
米国は量的緩和の状態。」との発言をしました。
NY原油は54ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に反発して前日比+151.09ドルで取引を終えました。

<今日19日(水)の主な予定>

朝6時45分にNZ生産者物価、
朝8時半に豪Westpac先行指数、
朝8時50分に日全産業活動指数、
午前9時半に豪新車販売台数、
午後6時半に英BOE議事録、
夜10時半に米消費者物価指数、米住宅着工件数、米建設許可件数
同夜10時半に加景気先行指標指数、加国際証券取扱高、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。

<ゴトウ日の明日20日(木)の主な予定>

朝8時50分に日通関ベース貿易収支、
午後4時に独生産者物価指数、
午後4時15分にスイス貿易収支、
午後6時半に英小売売上高指数、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加卸売売上高、
深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数、米景気先行指標総合指数
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。

さて、日本のGDPも2期連続でマイナスとなり、
景気後退入りとなって、金融危機は
日本の実体経済にも及んで来ているようです。

また、米シティグループが5万人規模の人員削減を発表して、
米雇用統計と集計の時期が重なるとされる
NY連銀製造業景気指数の構成項目の雇用指数が-28.92と、
かなりの悪化を示していて、
米実体経済の悪化が昂進しているようです。

また、フィラデルフィア連銀による
主要エコノミスト51人へのアンケート調査によりますと、
米国の景気後退は09年の1-3月期までの
14ヶ月続くとみる向きが平均で、
ITバブル崩壊後を上回る長さとなりそうです。

一方、対米証券投資は662億ドルと市場予想を上回り、
米市場への投資意欲が堅調である良い材料も見受けられました。

そして、米GMが資金繰り悪化による資金確保のため、
日本のスズキ株を売却する方針を発表して、
また、米民主党からはビックスリーへの
低利融資法案が提出されるも、米共和党が金融安定化対策での
資金用途が違うとして抵抗するなど、
米自動車業界の逼迫した状況への
具体的な対応策の行方が注目されます。
一部では破産法を申請すべきとの厳しい意見もあり、
今後の台風の目にもなりそうです。


さて今日は、予測と対応のお話です。

米国での株式チャートの分析の歴史は、
モノの本によりますと、1900年代の初頭からのようですね。

投資理論の始祖となると思われる有名なチャールズ・ダウは、
生涯に一冊の本も著さなかったのだそうですが、
ウォール・ストリート・ジャーナルに
社説として理論を展開したそうで、

ダウの後継者なるWSJの編集者でもあった
ウィリアム・ハミルトンがダウの理論を引継ぎ、
1929年の大暴落のときに「潮の変わり目」という社説を書いて、
チャートによる分析手法を主張したとのことです。

そして、ダウ理論の系譜は、
ハミルトンの著書「株式市場のバロメーター」という著作や、
ロバート・リーが1932年に著した「ダウ理論」
という本の発刊で受け継がれていきますが、
このころからチャート分析が、一時代を築くこととなります。

その後、シャーベイカーやエリオットやワイコフやギャンなど、
チャートに秩序やパターンを見出そうとする
チャート分析家が現れ、チャート分析理論が
盛んに展開されることとなりました。

そして、チャート分析はいろいろと異説もあることながら、

チャートに秩序やパターンを見出して
「将来予測」をしようとする流派と
チャートに従って「状況対応」しようとするモメンタム派など

分派を形成していくこととなっていったようです。

さて、予測とは「将来の出来事をあらかじめ推し量ること」で、
対応とは「対象に向かい状況に応じて事を成すこと」
なのだそうですが、

「どっちも、結局は同じじゃネーか。」

という感じもしなくはないものの、(笑)

これらは似ているようでも、
どうも非なるものであるようですね。

投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士は、
このことについてその著作でこう述べています。

「大抵の分野でアマチュアは予測を求め、
 一方、プロはただ情報を管理し、
 確率に基づいて意思決定を行います。」

「医学を例に取ってみましょう。
 胸にナイフの突き刺さったままの患者が
 集中治療室に担ぎ込まれたとします。
 ここで心配している家族が尋ねるのは次の質問だけです。
 『彼は助かるのか』『彼は家に戻れるのか』の2つです。
 彼らは医者に予測を尋ねているのです。」

「しかし医者は予測はしません。
 彼らは持ち上がった問題の解決に当たっているのです。
 彼のする最初の仕事は、
 患者を出血多量でショック死しないようにすることであり、
 鎮痛剤を与えて、輸血を始めます。」

「このように彼(医師)は、管理しているのであり、
 決して予測などしていないのです。」

「トレーディングでカネを儲けるために、
 あなたは将来の予測などをする必要はありません。
 あなたはマーケットから情報を抽出し、
 ブルかベアのどちらが支配的かを
 判断しなければならないのです。
 あなたは支配的なマーケットの集団の強さを計測し、
 現在のトレンドがこの先も継続するかどうかを
 結論づけなければならないのです。」
 
※参考: アレキサンダー・エルダー著 「投資苑」

ふーん。なるほどねぇ…。

「それも単なる流儀に過ぎない…。」

との声も聞こえてきそうですが、(苦笑)

トレードでチャートを見る場合は、

ある程度のシナリオを想定したとしても、
不確実な未来を断定的に予測しようとするより、

「対処」や「対応」の視点で思考することや、

そして「管理」的な行動のほうが、
大事なことが多いのかもしれませんね。


作者:COSMOS

更新日:2008年11月19日 6時50分

このブログのホーム

FX アポトーシスのお話

世界の経済規模の9割になる20ヵ国の首脳達が一同に集った
ワシントン緊急金融サミットG20が閉幕となりましたね。
マーケットの反応が注目されます。

<先週末14日(金)の主な出来事>

前日のNYダウがG20への期待感もあったか、
終盤に急伸したことを背景に主要各通貨ペアが上昇した後に、
NYダウ先物が軟調となって、
為替も調整傾向のスタートとなりました。
ワシントンでのG20も控え、様子見ムードも見られました。
日経平均は前日比+223.75円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独消費者物価指数が市場予想とおりの-0.2%となりました。
午後7時の欧GDP(速報)も市場予想とおりの-0.2%となりました。
また、欧消費者物価指数はやや弱い0.0%となりました。
主要通貨ペアはやや軟調ながら小幅のも見合いが続きました。

ニューヨーク時間では、
フレディ・マックの四半期決算が発表されて、
253億ドルの赤字となって、
1株あたり19.44ドルの損失となりました。
米連邦金融庁がフレディ・マックに関して
138億ドルの資金注文書を米財務省に提出しました。
英首相が「英国は追加利下げが視野に入っている。」
との認識を示しました。
米小売売上高は市場予想よりかなり弱い-2.8%となりました。
米輸入物価指数も市場予想より弱い-4.7%となりました。
カナダの製造業出荷は0.1%、カナダ新車販売台数は2.5%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
バーナンキFRB議長が
「世界の中銀はさらなる処置を取る準備ができている。」
との発言をしました。
米預金融作業部会が
「CDSに中央決済機関を設立構想」を発表しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数は、
市場予想よりやや強い57.9という結果になりました。
トリシェECB総裁が「ユーロ圏はスタグネーション。
金融危機が実体経済に影響。」との認識を示しました。
経済指標の結果やG20への期待感が交錯したか、
NYダウが下げては上げる上下動となって、
終盤に急落する激しい展開に、
主要各通貨ペアも下げては上げて、また下げる、
忙しい相場展開となりました。
NY原油は57ドル前半で取引を終えました。
NYダウは前日比-337.94ドルで取引を終えました。

<週はじめの今日17日(月)の主な予定>

朝の8時50分に日実質GDP(速報値)、日GDPデフレータ(速報値)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格、
午前9時半に豪小売売上高(インフレ調整)、
午後7時に欧貿易収支、
夜の10時半に米NY連銀製造業景気指数、
夜の11時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
などの経済指標が発表されます。
日・欧・米の指標には注目です。

<明日18日(火)の主な予定>

午前9時半に豪RBA議事録、
午後2時に日景気先行CI指数(確報)、日景気一致CI指数(確報)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高、
午後6時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
午後7時に欧建設支出、
夜の10時半に米生産者物価指数、米生産者物価指数コア、
夜の11時に米対米証券投資(ネット長期TICフロー)、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・米の指標には注目です。

また、今週の11月19日(水)からの主な注目材料は、

19日(水)に、NZ生産者物価、豪RBA総裁講演、英BOE議事録、
加BOC総裁講演、米消費者物価指数、米住宅着工件数、FOMC議事録、

20日(木)に、独生産者物価指数、英小売売上高指数、
加BOC金融政策報告、米新規失業保険申請件数、
米フィラデルフィア連銀景況指数、米景気先行指標総合指数、

21日(金)に、日政策金利、日銀総裁記者会見、加消費者物価指数、

などがあります。

さて、ワシントン緊急金融サミットG20が閉幕となりました。

世界経済の成長回復や世界の金融システム改革に向けて
協調することで基本合意となって、
各国内需刺激のための財政政策や金融政策による支援、
そして、金融機関の監督と規制を国際連携を強化して行うこと、
およびIMFや世界銀行など国際金融機関の機能強化とともに、
実行の工程を行動計画としたものにまとめられ、
「必要なあらゆる追加的措置の実施」を行うとして
サミット宣言を採択しました。

また、金融市場改革については、透明性および説明責任の強化、
健全な規制の拡大、金融市場における公正性の促進、
国際連携の強化、国際金融機関の改革など、
5つの共通原則を確認しました。

そして、各国の財政政策としては、
米が14兆2000億円規模の追加対策、日が27兆円規模の追加経済対策、
独が5兆9000億円規模の財政支援策、
中国が四川省の復興費も含めて57兆円規模の国内投資、
韓国が2兆4000億円規模の財政支出拡大、
ロシアが1兆9000億円規模の国内株式買い支え、
などを公表した模様です。

先進国と新興国間では多少の軋轢もあった模様ですが、
世界経済の9割を占める20ヵ国で
包括的で具体的な行動を示せた意義は大きいと、
参加首脳の評価はおおむね良いものでしたが、

一方、市場関係者からは、「即効性ある政策がなかった。」
「失望感はないが、ポジティブなサプライズもない。」
「サミット宣言は総花的。」
「今の問題解決としては、何もなかったに等しい。」
「具体策は見送りとなった。」
との厳しい意見も聞かれるようです。(参考:ロイター)

今後は、米自動車業界への具体的な支援策に
マーケットの関心が集まりそうだとの声や、
また、各国がほぼ利下げサイクル入りをしていることから、
日本との主要各国の金利差が縮小傾向となって
円高圧力も徐々に強まると指摘する声などもあるようですが、
如何なりますか注目されます。

ともあれ、金融サミット後の週はじめの市場反応を良く見極めて、
流れに乗ってトレードをしていきたいものです。


さて今日は、アポトーシスのお話です。

アポトーシス(apoptosis)とは、個体としての生命を維持したり、
より良い状態を保つために、調節的プログラムで
積極的に引き起こされる細胞死のことなのだそうですね。

オタマジャクシはカエルの子で、
ナマズの孫ではないそうですが(笑)

オタマジャクシがカエルに変体するときに、
尻尾がなくなるのもアポトーシスなのだそうです。

固体としての生命の維持や発展のための部分死ということで、
まったく新たに「生まれ変わる」こととは違うようですが、

イスラムの書に説かれているような、
「生まれ変わるためには、まず、死ななくてはならない。」
という転生的なものではなく、

固体としての継続性があることが特徴となる
生き続けるための部分死というわけです。

また、Apoptosisの語源は、ギリシャ語の「apo(離れる)」と
「ptosis(下降)」に由来しているそうで、

どことなく、マーケットにも似ているようで、
「乖離」が過ぎると「下降」という過程となって、

固体として生きるマーケットが、
スミスの見えざる神の手によるものかどうかは判りませんが(苦笑)
ともあれ歪みを自律的に修正したり、
あらたなパラダイムへと大きく変わろうとするときに、

アポトーシス的な暴落という状態を経るのかもしれませんね。

でもこれは、破滅(ディストラクション)とは違い、
むしろ破滅や完全死を自律的に回避するための
大きな過程(プロセス)のようにさえも思えます。

また、アポトーシスの特長には、
「過程の時期が決まっている」ことがあるのだそうで、

1987年のブラックマンデー、
1997~1998年のアジア通貨危機とロシア危機、
2007~2008年のサブプライム問題と世界金融危機、
などを単純に見ますと、

たまたまの偶然かもしれませんが、

近年を見る限り、確かに危機は10年周期で訪れている
ようにも見えなくもないようです。

相場は確かに波を描いているようで、
その波に律動的で確かな周期があるかには異論もあるようですが、
ある程度の周期があるようにも思えるフシもありますね。

周期とは、時間的なサイクルのことなのだそうですが、
ちょっとオカルト的な香りもしなくもないものの、
ギリシャの哲学者のプラトンも、

「時間循環の後、万物はその出発点に戻り、
 歴史の運動は相似した内容が果てしなく続く…。」

とのたまったのだそうで、(笑)

景気循環の正統とされる理論にも、
40ヶ月前後のキチン・サイクルや、
10年ほどのジュグラー・サイクルや
20年前後のクズネッツ・サイクルも
あるとのことで、

米株式市場の40ヶ月サイクル論も今のところ
統計的にはほとんど正しいとされているようです。

また、あるサイクル理論によれば、
2010年末ないし2011年初頭まで、
ドル円は下落サイクルなのだそうですが、
はて、その結果は如何に…。

相場をアポトーシス理論やサイクル論という視点で
見てみても面白いものですね。

相場は意思を持った生き物のようでもあり、
いったいぜんたい相場とは何者なのでしょう。(爆)

相場の不思議への興味は尽きそうにありません。^^


作者:COSMOS

更新日:2008年11月17日 4時56分

このブログのホーム

FX ソロス氏の方程式のお話

いよいよ今日14日からワシントンでの
緊急金融サミットが開催されますね。

<一昨日12日(水)の主な出来事>

オセアニア時間から東京時間では、
主要通貨ペアが下げては上げる揉み合いとなりました。
豪財務次官が「豪GDPは1四半期でマイナスとなる可能性。
豪経済の底強さに絶大な自信。」との見解を示しました。
NYダウ先物が上昇して、日経平均が下げ幅を縮小しました。
日経平均は前日比-113.79円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
英失業率が市場予想と同じ3.0%という結果になりました。
欧鉱工業生産は市場予想より強い-1.6%、
同対前年比では市場予想より弱い-2.4%という結果になりました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「CPIは2年以内に1%をやや下回る水準。
GDP成長率は09年上半期に低下してその後は回復。」
との報告を発表しました。
英BOE総裁が、「必要であれば利下げをもう一度行う。
デフレのリスクがある。ポンド下落は驚きではないが、
著しい下落し見たくない。景気刺激策は一時的。
リセッションがいつまで続くか不明だが回復に戻ると確信。」
との見解を示しました。
ポンドが軟調となりドル円やクロス円も軟調となっていきました。

ニューヨーク時間では、
リスク回避の動意にドル円やクロス円が大きく下落しました。
米FRBが「過度な配当支払いに厳重に対処。」と報じました。
ポールソン米財務長官が、
「問題のある住宅ローン担保資産の買取計画を断念。
ノンバンクの消費者金融は困難な状況。
AAA格付け資産担保証券に関する流動性対策を検討。
第2の資本注入計画を検討。」との見解を示しました。
トリシェECB総裁が
「市場には高い緊張感がある。」と発言しました。
NYダウが下落しました。主要各通貨ペアも大きく下落しました。
NY原油は56ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比-411.30ドルで取引を終えました。

<昨日13日(木)の主な出来事>

オセアニア時間に発表されたNZの小売売上高は、
市場予想より弱い0.1%という結果になりました。
オセアニア時間から東京時間の昼ころにかけて、
ショートカバーも入ったか反発する展開となりました。
日国企業物価指数は市場予想より弱い
-1.6%という結果になりました。
豪RBAが豪ドル支援のために為替介入したことを報じました。
米財務次官が「世界経済は今後の四半期の減速兆候が明らか。」
とコメントしました。
日鉱工業生産(確報)は1.1%となりました。
日工作機械受注は-40.0%となりました。
日経平均は前日比-456.87円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独GDP(速報)が発表されて、
市場予想より弱い-0.5%となりました。
スイスの生産者輸入価格は市場予想とおり
-0.6%となりました。
ECB四半期調査では、08年、09年、10年、ともに
GDPおよびCPIの見通しが下方修正されました。
OECDが経済見通しを発表して、
「加盟国は景気後退に入った。下降局面は長期化。
金融の逆風は09年終盤まで続く見込み。
09年の経済リスクは下向き。
ECBの金利は09年はじめまでに2%へ低下の見込み。」
などの見解を示しました。
スイスZEW景況感調査は市場予想より強い-88.5となりました。
独財務相が「独は景気停滞からリセッションへ移行した。」
との認識を示しました。
ユーロが一時強含む展開を見せました。

ニューヨーク時間では、
米貿易収支が-565億ドル、新規失業保険申請件数が51.6万件と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
また、カナダの国際商品貿易が
市場予想より弱い45億カナダドルとなりました。
独連銀が「独は輸出に依存し世界経済のショックを受けやすい。
世界経済の減速がどく経済に悪影響。」との認識を示しました。
米フィラデルフィア連銀総裁が、
「米第4四半期のGDPは急激な低下となる可能性。
09年上期も米経済は弱い可能性。
10年、11年のGDPは2.7%水準の可能性。
09年に米失業率は7%を超える公算。」
との認識を示しました。
主要通貨ペアは上下動の揉み合い後、
ポンドを先導に下落する展開となりました。
NYダウが下落して一時8000ドルの大台を割り込みました。
その後、NYダウは急反発して、
主要通貨ペアも反発していきました。
米ブッシュ大統領がG20を前に「証券の会計基準見直しと、
IMFや世界銀行などの国際機関の改革を講演で主張しました。
米財政収支は市場予想より赤字を大幅に拡大して、
-2372億ドルとなりました。
NY原油も上昇して59ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+552.59ドルで取引を終えました。

<週末の今日14日(金)の主な予定>

午後4時に独消費者物価指数(確報値)、
午後7時に欧GDP(速報値)、欧消費者物価指数、
夜の10時半に米小売売上高、米輸入物価指数、
同夜の10時半に加製造業出荷、加新車販売台数、
夜の11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)、
深夜12時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。

さて、ポールソン米財務長官が、公的資金を用いる
金融安定化法の運用について、
金融機関はかなりの不良資産を抱えていることを指摘した上で
金融機関の不良資産買取は当面見送る方針を示し、
また、資本注入の対象を自動車ローンや消費者ローンを
提供するノンバンクにも拡大する考えを明らかにしました。

一方、英BOEが、09年の英実質成長がマイナス2%に悪化して、
消費者物価指数が10年に約1%と誘導目標の2%を下回る
見通しとともに、インフレ懸念が後退してデフレ懸念があるとして、
追加利下げを強く示唆しました。

OECDが経済見通しでは、「加盟国は景気後退に入った。
下降局面は長期化。金融の逆風は09年終盤まで続く見込み。
09年の経済リスクは下向き。ECBの金利は09年はじめまでに
2%へ低下の見込み。」との発表しました。

また、緊急金融サミットでは、日本の外貨準備金の一部の
最大10兆円をIMFの新興国向け緊急支援融資として拠出することや、
ドルの基軸通貨維持への努力やIMFの市場監視機能強化などの
提案をすることが報じられました。

本日14日(金)からワシントンで開催される緊急金融サミットで、
IMF改革など、どのような経済危機への具体策が打ち出されるか、
また、期待感での相場動向も含めて注目されます。


さて今日は、ソロス氏の方程式のお話です。

ソロス氏とは相場の世界に身をおく者なら、
知らない人はいない、あのジョージ・ソロス氏のことです。

そのソロス氏の式は、「再帰性」という
概念をあらわすものとして、氏の著書で紹介されています。

認知において、その機能が決定されるには、
従属変数の値を決定する独立変数がなければならない、
という前提で、

W: 世界の現実のありよう(独立変数)
U: 観察者の世界理解(従属変数)
FC:認知機能

とすると、認知機能では、

FC (W) → U ということになるのだそうです。

また、操作においては、この関係は逆転するとして、

W: 世界の現実のありよう(従属変数)
U: 観察者の世界理解(独立変数)
FM:操作機能

とすると、操作機能では、

FM (U) → W ということになるのだそうです。

なんとも難しいお話ですが、(苦笑)

つまり、UがWを、そしてWがUを互いに規定しあうこととなって
双方向的に干渉される状況では、
結果的に「認知」と「操作」のいずれの機能も
確たる結果を生み出せなくなってしまうとのことです。
「解」のない方程式というわけですね。

そして、これをジョージ・ソロス氏は「再帰性」と名づけました。

「何のこっちゃ?、それがどうした。」という感じですが、(笑)

でもこれは、実に凄いことで、

相互フィードバックにより、「相場は予測できない」ことを示し、

「金融市場のさまざまな変数は均衡に向かって収斂する傾向がある」
という経済学上の均衡理論のパラダイムも否定することになって、

また、「相場はすべてを織り込んで、適時の適正価格を示す」
ことも偽りであることになるようです。

つまり、「再帰性」を前提とすれば、
トレーダーはおろか、金融機関もFRBなどの金融当局も、

そして…、マーケットさえも! 常に間違いを犯す可能性があって、

「マーケットのプライス(レート)だけが真実だ。」
などという合理的期待理論も、
誤謬もしくは錯覚であることになります。

また、ソロス氏は、その著書の中でこう述べます。

「人々が誤った投資行動を続ける原因となった
 『支配的なトレンド』と『支配的な誤謬』とが存在した。
 『支配的なトレンド』とは信用膨張、
 つまり信用マネーのあくなき肥大化であり、
 『支配的な誤謬』とは、19世紀にレッセフェールと呼ばれていた
 市場にには一切の規制を加えるべきではない、という考え方、
 ――すなわち市場原理主義である。」

※講談社「ソロスは警告する」より

もしかすると、恐怖の大王が暴れまくるような
バブル崩壊や金融危機は、
「マーケットの過ちと暴走」による必然で、
強制的にリセットする動きなのかもしれませんね。

では、なぜジョージ・ソロス氏は、
分析不能のパラドックスのマーケットで
巨富を得れたのでしょうか?

その真実の深部はソロス氏しかわからないことですが、
男度胸の勘にたよる大勝負などではもちろんなく、(大笑)

「市場が常に間違っている」ことを知り、
「過熱と崩壊のサイクル」を透徹することができて、
方法論の単一性に縛られず、
乖離をキーワードに相場の時を感じ識る、
ことができたからなのかもしれません。

でもやっぱり、未来が見えるということは…、
氏は宇宙人なのでしょうかね。シュルルン、シュルルル…。(冗談)


作者:COSMOS

更新日:2008年11月14日 6時34分

このブログのホーム

FX ゼロサムゲームのお話

2010年に打ち上げるスペースシャトル「アトランティス」に
日本のママさん宇宙飛行士の山崎さんが
搭乗することになったそうですね。

<週はじめ10日(月)の主な出来事>

中国が6000億ドル規模の経済対策を表明したことが好感されたか
主要通貨ペアが上窓を空けてのスタートとなりました。
トリシェECB総裁が「G20の合意に勇気付けられる。
ECBは12月の利下げを排除しない。」と、
12月利下げを示唆する発言をしました。
豪RBA四半期金融政策リポートでは、
「GDP見通しは、08年第4四半期・09年第2四半期が1.5%、
09年第4四半期が1.75%。国内経済減速は予想より長い可能性。
失業率は上昇の見込み。」などの認識を示しました。
日工作機械受注は-40.4%という結果になりました。
ドル円やクロス円が一時軟調となるなど
揉み合いの展開となりました。
日経平均は、前週末比+498.43円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
欧州株価がしばらく堅調に推移しました。
ドル円とクロス円は東京終盤で下げた後、
NYダウ先物の上昇を背景に反発して、
揉み合いながらも上昇傾向となりました。
英生産者仕入価格は市場予想より弱い-5.6%、
英生産者出荷価格は市場予想より強い
-1.0%という結果になりました。
米財務省が米保険最大手AIGの優先株を
400億ドル買い入れを発表しました。
米FRBが米AIGの救済のため新融資制度を
創設することを発表しました。

ニューヨーク時間では、
ドル円とクロス円が軟調な展開になりました。
カナダの住宅着工件数は21.18万件、
カナダの新築住宅価格指数は0.1%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米住宅公社のファニー・メイの四半期決算では、
純損失が290億ドル、1株あたり損失が12.96ドルと、
市場予想より大幅に弱い結果となりました。
NYダウが前週末比でマイナス圏に転ずると、
ドル円やクロス円がリスク回避の動意で下落していきました。
ユーロドルなどドルストレートも軟調となりました。
NY原油は62ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比-73.27ドルで取引を終えました。

<昨日11日(火)の主な出来事>

日国際経常収支は9705億円、
日国際貿易収支は2471億円となりました。
豪NAB企業信頼感指数は-29、
豪NAB企業景況感指数は-11となりました。
NYタイムズ紙が「オバマ氏がブッシュ現大統領に米自動車業界の
即時支援を支持するよう要請。」したことが報じられました。
東京時間ではドル円やクロス円が
下げては上げる揉み合いとなりました。
日景気ウォッチャー調査では、現況判断が紙上予想より弱い22.6、
先行判断では25.2という結果になりました。
日経平均は一時戻しも見せたものの
前日比-272.13円で取引を終えました。

ロンドン時間では、
独卸売物価指数が市場予想より弱い
-1.5%という結果になりました。
英商品貿易収支は市場予想よりは強い
-74.82億ポンドとなりました。
独ZEW景況感調査は市場予想より強い-53.5となりましたが、
現況が市場予想より弱い-50.4となりました。
欧ZEW景況感調査は市場予想より強い-54.0となりました。
ユーロドルが上げては下げる上下動の展開となりました。
ドル円クロス円は一時軟調となった後、揉み合いとなりました。

ニューヨーク時間にでは、
NYダウが軟調に推移しました。
ドル円やクロス円が軟調な展開となりました。
ユーログループ議長が
「ECBとEUの経済見通しが異なっても驚きではない。
ECBは更なる利下げが可能。」という主旨の発言をしました。
独のIGメタルがストライキの可能性を示唆しました。
独政府経済尋問委員会が「独経済は09年にリセッションの可能性。
独の年GDPはゼロ成長の可能性。」との認識を発表しました。
ユーロが下落しました。
NYダウは一時280ドルほど下落しましたが、
後半に下げ幅を縮小して、
一時ドル円やクロス円がやや反発する場面も見られました。
NY原油は59ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比-176.58ドルで取引を終えました。

<今日12日(水)の主な予定>

午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数、豪賃金コスト紙数、
午後2時に日消費者態度指数、
午後6時半に英失業率(社会保障受給)、英製造業単位労働コスト、
午後7時に欧鉱工業生産、
午後7時半に英BOE四半期インフレ報告、
などの経済指標が発表されます。
英・欧の指標には注目です。

<明日13日(木)の主な予定>

朝の6時45分にNZの小売売上高、
朝の8時50分に日国内企業物価指数、
午前9時に豪消費者インフレ期待、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)、日設備稼働率、
午後4時に独GDP(速報)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格、
午後6時に欧ECB月例報告、
午後7時にスイスZEW景況感調査、
夜の10時半に米貿易収支、米新規失業保険申請件数、
同夜の10時半に加国際商品貿易、
深夜4時に米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。

さて、中国が日欧などの景気対策を上回る規模となる、
2007年の中国GDPの16%にもあたる
総投資額が4兆元(6000億ドル相当)の
大規模な2010年までの景気刺激策を発表して、
年内にも1000億元の投資をするとのことで、
主要各通貨ペアが大きく上窓を空けて始まった今週ですが、

その後、米AIGが3.1兆円相当もの赤字となって、
米政府が緊急支援をしなければならない状況となったことが
報道されたり、また一方、米住宅公社のファニー・メイの
四半期決算では純損失が290億ドルとなり、
1株あたり損失が12.96ドルとなったことが報道されたり、
米個人消費の落ち込みから
米家電量販2位のサーキット・シティが破綻するなど、
好悪交錯する材料にマーケットは揺れる展開となりました。

そして、来年1月に米大統領に就任するオバマ氏が、
現ブッシュ大統領に、米ビッグスリーだけで
24万人の従業員を抱え、部品関連も含めると100万人とも言われる、
苦境にあえぐ米自動車産業への即時支援を
支持するよう要請しました。
ホワイトハウスは自動車業界の支援について、
米議会からのいかなる提案も検討する用意がある
との姿勢を示したが、今後の米政府による自動車業界への
具体的な支援策の動向が注目されます。

一方、欧EUでも欧州自動車産業へ
円換算で5兆円の低利融資の検討に入るなど、
主要国で自動車産業への支援の動きが始まってきたようです。

また、報道によりますと、ウォーレン・バフェット氏の
バークシャー・ハザウェイ・アシュアランスや、
ウィルバー・ロス氏のアシュアード・ギャランティーが、
フランス・ベルギー系金融サービス大手デクシアの
米金融保証部門買収に関心を示しているそうです。

米欧の12月の追加利下げがほぼ確実視されてきているようで、
円高圧力も強そうですが、
ヘッジファンドの業績悪化も報道され
一部では経営不安説も囁かれるなど、
様々交錯する材料に揺れる相場展開の可能性もありそうで、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。


さて今日は、ゼロサムゲームのお話です。

「ゼロサム(zero-sum)」とは、
ゲーム理論に出てくる言葉なのだそうですが、
「ゼロ和」とも呼ばれて、複数の人が相互に影響しあう状況で、
全員の利得の総和は常にゼロとなる、ことを言うようですね。

こんな風に書くとなにやら難しそうですが、(笑)

「誰かが勝てば、誰かが負ける」
「誰かが負ければ、誰かが勝つ」

ということになって、

「勝者の利得は、敗者が支払う」
「敗者の損失は、勝者の利得となる」

というゲームのことで、
マージャンなどはまさにゼロサムゲームですね。^^

宅を囲む誰かが「ロン!」といえば、
別の誰かが損をすることになるわけです。(笑)

さて、株式投資は、企業が社会で活動して、富を創造して
配当などのプラス・サムが加わるので、
ゼロサムとはならないのだそうですが、

株式でも短期売買(投機)では、
ほとんどゼロサムとなるのだそうで、
なんか難しいですね。(笑)

「ゼロ和」でないものを「非ゼロ和」というのだそうで、
利益や損失が「和」に加わって、
「非ゼロ和」では、全員が勝ちとなったり、全員が負けとなる、
特異な状況もあり得るのだそうです。

私などにはよく分りませんが、
金融危機によって株式市場が暴落したような場合、
「非ゼロ和」の「負の状態」となるのでしょうね。

たくさんの人が損失して富が消失したのに、
あまり利得となった人もいない、という
なんとも奇妙な状況となるようです。

一方、為替取引は、貿易などでの実需やヘッジや
スワップポイントや新規参入や手数料などもあって、
実際はそう単純ではないようですが、(苦笑)

一般に通貨交換だけでは企業活動のような富の創造はなく、
「和」への利得の加算がないために、
投資ではなく投機ということになって、
ほとんどゼロサムゲームとなるようです。

誰かの勝った利益は、誰かの負けた損失によるもの
ということになるわけですね。

そのときどきでは、マーケットは買いポジションが多い、
あるいは売りポジションが多い、という偏重は見られますが、

「誰かが売らなければ買えない」わけで、

「過去に買いポジションを持っていた人がいた」などの
時間という概念も入れますと、損得において全体は均衡して
ほとんどゼロサムとなるようです。

(実際は手数料などがあるのでプレヤー総体では、
マイナス和となるようですが…。)

ややこしやー、ですね。(苦笑)

さて、もしもこのように為替取引がゼロサムならば、

仮に多数派が勝つとすると、
少数派の損失では分配しきれないことになって、
ゼロサム(ゼロ和)が成り立たなくなってしまうようで、

必ず勝ち組は少数派とならざるを得ないことになるようですが、
どのようなものなのでしょう。

もしもそうであるならば…、

トレンドは多数派が作るものですが、

そのトレンドに便乗しても、
最後はいち早く多数派の動意と決別して、
少数派につかなければ勝ち組になれないことになりますね。

なので、しばらくリスクを選好していても、
ひとたび不穏な状況となると、
脱兎のごとく多数派と決別しようと
我先に売り急ぐことが暴落を引き起こすのかもしれませんね。

また、暴落ならずとも、

それぞれのタームにおいて大勢動意に乗っても、
最後は取り残されたり、ババをつかまないために、
反旗を翻して謀反を起こす(笑)「ズル賢い人」となることが
勝ち組の資質となるような気がしますが、どうなのでしょう。

どうも、相場の世界は常識という名の感性では
なかなか勝てないようですね。

世界一のお金持ちのウォーレン・バフェット氏は、
こう語っています。

「忘れないで欲しい。
 株価が天高く上がったときは、さよならを言う潮時なのだ。
 逆に、株価が地の底まで真っ逆さまに落ちたときは、
 株式ブローカーに電話する時である。」

「我々がすべきことは単純だ。
 他人が強欲なときに臆病になり、
 他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。」

※徳間書店 バフェットの教訓 より 

トレーダーとして相場の投機の世界に身をおくならば、
ちょっと奇人の阿修羅にならなくてはいけないようですね。(爆)


作者:COSMOS

更新日:2008年11月12日 6時38分

このブログのホーム