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トップ > FX 外貨準備高 > FX 外貨準備高 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年11月19日 4時)
FX 予測と対応のお話
米財務省の国際資本統計の発表によりますと、
中国が日本を抜いて世界最大の米国債保有国とっなたそうですね。
<週はじめ17日(月)の主な出来事>
G20後の為替市場は、即効性のある政策が
打ち出されなかったためか、
主要各通貨ペアが下窓を空けてのスタートとなりました。
日実質GDPは-0.1%、日名目GDPが-0.5%、
年率換算の実質GDPは-0.4%というリセッションを示す
結果になりました。
主要各通貨ペアは、反発して窓を埋めました。
日経平均は、大きく上下動して
前週末比+60.19円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
欧貿易収支が発表されて市場予想よりも弱い
-57億ユーロという結果となりましたが、
前回値が上方修正されました。
独連銀総裁が「09年の経済縮小見通しを除外できない。
ECBが追加利下げを行うことはあり得る。」
との認識を示しました。
主要各通貨ペアはやや堅調な上下動の揉み合いとなりました。
米シティーグループが最大5万人規模の人員削減を発表しました。
ニューヨーク時間では、
NY連銀製造業景気指数が発表されて、市場予想よりやや強い
-25.4%という結果になりました。
同構成項目の雇用指数が-28.92と、かなり悪い結果になりました。
米鉱工業生産は、ハリケーンとストライキから回復したことで、
市場予想より強い1.3%となりました。
米設備稼働率は76.4%となりました。
米NABEが「米09年第1四半期はマイナス成長。
米第3四半期には失業率が7.5に達する。」
との調査結果を発表しました。
NYダウが大きな上下動の展開となり、
主要各通貨もつられるように上下動の展開となりました。
NY原油は54ドル後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比-223.73ドルで取引を終えました。
<昨日18日(火)の主な出来事>
ポールソン米財務長官が
「米自動車業界支援には存続性と維持能力が重要。」
と、支援に難色の認識を示しました。
主要各通貨ペアは揉み合い傾向の展開となりました。
豪RBA議事録では、「大幅利下げが必要と合意。
豪経済は大きく悪化して、見通しは下方リスク。」
との見解が明かされ、追加利下げを示唆する内容となりました。
日景気CI指数は、市場予想とおりの結果となりました。
日経平均は前日比-194.17円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
スイス実質小売売上高が発表されて、
前年比で6.4%という結果になりました。
アジア株価や欧州株価が軟調に推移しました。
その後発表された英消費者物価指数は-0.2%、
英小売物価指数は-0.3%と、
共に市場予想より弱い結果となりました。
主要各通貨ペアは、上下動の揉み合いとなりました。
ニューヨーク時間では、
米生産者物価指数が発表されて-0.28と、
市場予想より弱い結果となりました。
米ヒューレットパッカードの四半期決算が19%増収となった
好結果を受けてNYダウが堅調となったことを背景に、
ドル円やクロス円が上昇する場面がありました。
対米証券投資は662億ドルと市場予想よりかなり強い数字となり、
前回値も上方修正されました。
ポールソン米財務長官が議会証言で、
「救済プログラムは景気刺激策ではない。
信用市場の回復が景気回復。
金融安定化策の最重要目的は資本の注入。
市場の悪化は継続している。
金融安定化策の目的は資本市場の保護。
しかし、当初予定以上の金融機関への資本注入は行わない。」
との認識を示す発言をしました。
英BOE委員が「英国の金利政策はインフレ目標を注視すべき。
ポンドの下落はインフレの上ブレ圧力をもたらす。」
と発言しました。
米バーナンキFRB議長が「経常赤字は深刻な問題。」
と発言しました。
米NAHB住宅市場指数が市場予想より弱い
過去最低の9という結果になりました。
NYダウが下落して、主要通貨ペアが軟調となりました。
米財務次官が「信用市場は改善しつつあるが景気は後退。
自動車セクターの支援に金融安定化策以外の方法がある。」
との発言をしました。
トリシェECB総裁が
「デフレ回避の意図はあるがデフレの痕跡はない。
ECBは追加利下げの可能性を除外しない。」との発言をしました。
米ミネアポリス連銀総裁が「失業率は7.5%以上となる可能性。
米国は量的緩和の状態。」との発言をしました。
NY原油は54ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは終盤に反発して前日比+151.09ドルで取引を終えました。
<今日19日(水)の主な予定>
朝6時45分にNZ生産者物価、
朝8時半に豪Westpac先行指数、
朝8時50分に日全産業活動指数、
午前9時半に豪新車販売台数、
午後6時半に英BOE議事録、
夜10時半に米消費者物価指数、米住宅着工件数、米建設許可件数
同夜10時半に加景気先行指標指数、加国際証券取扱高、
深夜4時に米FOMC議事録、
などの経済指標が発表されます。
英・米の指標には注目です。
<ゴトウ日の明日20日(木)の主な予定>
朝8時50分に日通関ベース貿易収支、
午後4時に独生産者物価指数、
午後4時15分にスイス貿易収支、
午後6時半に英小売売上高指数、
夜10時半に米新規失業保険申請件数、
同夜10時半に加卸売売上高、
深夜12時に米フィラデルフィア連銀指数、米景気先行指標総合指数
などの経済指標が発表されます。
独・英・米の指標には注目です。
さて、日本のGDPも2期連続でマイナスとなり、
景気後退入りとなって、金融危機は
日本の実体経済にも及んで来ているようです。
また、米シティグループが5万人規模の人員削減を発表して、
米雇用統計と集計の時期が重なるとされる
NY連銀製造業景気指数の構成項目の雇用指数が-28.92と、
かなりの悪化を示していて、
米実体経済の悪化が昂進しているようです。
また、フィラデルフィア連銀による
主要エコノミスト51人へのアンケート調査によりますと、
米国の景気後退は09年の1-3月期までの
14ヶ月続くとみる向きが平均で、
ITバブル崩壊後を上回る長さとなりそうです。
一方、対米証券投資は662億ドルと市場予想を上回り、
米市場への投資意欲が堅調である良い材料も見受けられました。
そして、米GMが資金繰り悪化による資金確保のため、
日本のスズキ株を売却する方針を発表して、
また、米民主党からはビックスリーへの
低利融資法案が提出されるも、米共和党が金融安定化対策での
資金用途が違うとして抵抗するなど、
米自動車業界の逼迫した状況への
具体的な対応策の行方が注目されます。
一部では破産法を申請すべきとの厳しい意見もあり、
今後の台風の目にもなりそうです。
さて今日は、予測と対応のお話です。
米国での株式チャートの分析の歴史は、
モノの本によりますと、1900年代の初頭からのようですね。
投資理論の始祖となると思われる有名なチャールズ・ダウは、
生涯に一冊の本も著さなかったのだそうですが、
ウォール・ストリート・ジャーナルに
社説として理論を展開したそうで、
ダウの後継者なるWSJの編集者でもあった
ウィリアム・ハミルトンがダウの理論を引継ぎ、
1929年の大暴落のときに「潮の変わり目」という社説を書いて、
チャートによる分析手法を主張したとのことです。
そして、ダウ理論の系譜は、
ハミルトンの著書「株式市場のバロメーター」という著作や、
ロバート・リーが1932年に著した「ダウ理論」
という本の発刊で受け継がれていきますが、
このころからチャート分析が、一時代を築くこととなります。
その後、シャーベイカーやエリオットやワイコフやギャンなど、
チャートに秩序やパターンを見出そうとする
チャート分析家が現れ、チャート分析理論が
盛んに展開されることとなりました。
そして、チャート分析はいろいろと異説もあることながら、
チャートに秩序やパターンを見出して
「将来予測」をしようとする流派と
チャートに従って「状況対応」しようとするモメンタム派など
分派を形成していくこととなっていったようです。
さて、予測とは「将来の出来事をあらかじめ推し量ること」で、
対応とは「対象に向かい状況に応じて事を成すこと」
なのだそうですが、
「どっちも、結局は同じじゃネーか。」
という感じもしなくはないものの、(笑)
これらは似ているようでも、
どうも非なるものであるようですね。
投資苑で有名なアレキサンダー・エルダー博士は、
このことについてその著作でこう述べています。
「大抵の分野でアマチュアは予測を求め、
一方、プロはただ情報を管理し、
確率に基づいて意思決定を行います。」
「医学を例に取ってみましょう。
胸にナイフの突き刺さったままの患者が
集中治療室に担ぎ込まれたとします。
ここで心配している家族が尋ねるのは次の質問だけです。
『彼は助かるのか』『彼は家に戻れるのか』の2つです。
彼らは医者に予測を尋ねているのです。」
「しかし医者は予測はしません。
彼らは持ち上がった問題の解決に当たっているのです。
彼のする最初の仕事は、
患者を出血多量でショック死しないようにすることであり、
鎮痛剤を与えて、輸血を始めます。」
「このように彼(医師)は、管理しているのであり、
決して予測などしていないのです。」
「トレーディングでカネを儲けるために、
あなたは将来の予測などをする必要はありません。
あなたはマーケットから情報を抽出し、
ブルかベアのどちらが支配的かを
判断しなければならないのです。
あなたは支配的なマーケットの集団の強さを計測し、
現在のトレンドがこの先も継続するかどうかを
結論づけなければならないのです。」
※参考: アレキサンダー・エルダー著 「投資苑」
ふーん。なるほどねぇ…。
「それも単なる流儀に過ぎない…。」
との声も聞こえてきそうですが、(苦笑)
トレードでチャートを見る場合は、
ある程度のシナリオを想定したとしても、
不確実な未来を断定的に予測しようとするより、
「対処」や「対応」の視点で思考することや、
そして「管理」的な行動のほうが、
大事なことが多いのかもしれませんね。
作者:COSMOS
更新日:2008年11月19日 6時50分
FX アポトーシスのお話
世界の経済規模の9割になる20ヵ国の首脳達が一同に集った
ワシントン緊急金融サミットG20が閉幕となりましたね。
マーケットの反応が注目されます。
<先週末14日(金)の主な出来事>
前日のNYダウがG20への期待感もあったか、
終盤に急伸したことを背景に主要各通貨ペアが上昇した後に、
NYダウ先物が軟調となって、
為替も調整傾向のスタートとなりました。
ワシントンでのG20も控え、様子見ムードも見られました。
日経平均は前日比+223.75円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
独消費者物価指数が市場予想とおりの-0.2%となりました。
午後7時の欧GDP(速報)も市場予想とおりの-0.2%となりました。
また、欧消費者物価指数はやや弱い0.0%となりました。
主要通貨ペアはやや軟調ながら小幅のも見合いが続きました。
ニューヨーク時間では、
フレディ・マックの四半期決算が発表されて、
253億ドルの赤字となって、
1株あたり19.44ドルの損失となりました。
米連邦金融庁がフレディ・マックに関して
138億ドルの資金注文書を米財務省に提出しました。
英首相が「英国は追加利下げが視野に入っている。」
との認識を示しました。
米小売売上高は市場予想よりかなり弱い-2.8%となりました。
米輸入物価指数も市場予想より弱い-4.7%となりました。
カナダの製造業出荷は0.1%、カナダ新車販売台数は2.5%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
バーナンキFRB議長が
「世界の中銀はさらなる処置を取る準備ができている。」
との発言をしました。
米預金融作業部会が
「CDSに中央決済機関を設立構想」を発表しました。
米ミシガン大学消費者信頼感指数は、
市場予想よりやや強い57.9という結果になりました。
トリシェECB総裁が「ユーロ圏はスタグネーション。
金融危機が実体経済に影響。」との認識を示しました。
経済指標の結果やG20への期待感が交錯したか、
NYダウが下げては上げる上下動となって、
終盤に急落する激しい展開に、
主要各通貨ペアも下げては上げて、また下げる、
忙しい相場展開となりました。
NY原油は57ドル前半で取引を終えました。
NYダウは前日比-337.94ドルで取引を終えました。
<週はじめの今日17日(月)の主な予定>
朝の8時50分に日実質GDP(速報値)、日GDPデフレータ(速報値)、
午前9時01分に英ライトムーブ住宅価格、
午前9時半に豪小売売上高(インフレ調整)、
午後7時に欧貿易収支、
夜の10時半に米NY連銀製造業景気指数、
夜の11時15分に米鉱工業生産、米設備稼働率、
などの経済指標が発表されます。
日・欧・米の指標には注目です。
<明日18日(火)の主な予定>
午前9時半に豪RBA議事録、
午後2時に日景気先行CI指数(確報)、日景気一致CI指数(確報)、
午後5時15分にスイス実質小売売上高、
午後6時半に英消費者物価指数、英小売物価指数、
午後7時に欧建設支出、
夜の10時半に米生産者物価指数、米生産者物価指数コア、
夜の11時に米対米証券投資(ネット長期TICフロー)、
深夜3時に米NAHB住宅市場指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・米の指標には注目です。
また、今週の11月19日(水)からの主な注目材料は、
19日(水)に、NZ生産者物価、豪RBA総裁講演、英BOE議事録、
加BOC総裁講演、米消費者物価指数、米住宅着工件数、FOMC議事録、
20日(木)に、独生産者物価指数、英小売売上高指数、
加BOC金融政策報告、米新規失業保険申請件数、
米フィラデルフィア連銀景況指数、米景気先行指標総合指数、
21日(金)に、日政策金利、日銀総裁記者会見、加消費者物価指数、
などがあります。
さて、ワシントン緊急金融サミットG20が閉幕となりました。
世界経済の成長回復や世界の金融システム改革に向けて
協調することで基本合意となって、
各国内需刺激のための財政政策や金融政策による支援、
そして、金融機関の監督と規制を国際連携を強化して行うこと、
およびIMFや世界銀行など国際金融機関の機能強化とともに、
実行の工程を行動計画としたものにまとめられ、
「必要なあらゆる追加的措置の実施」を行うとして
サミット宣言を採択しました。
また、金融市場改革については、透明性および説明責任の強化、
健全な規制の拡大、金融市場における公正性の促進、
国際連携の強化、国際金融機関の改革など、
5つの共通原則を確認しました。
そして、各国の財政政策としては、
米が14兆2000億円規模の追加対策、日が27兆円規模の追加経済対策、
独が5兆9000億円規模の財政支援策、
中国が四川省の復興費も含めて57兆円規模の国内投資、
韓国が2兆4000億円規模の財政支出拡大、
ロシアが1兆9000億円規模の国内株式買い支え、
などを公表した模様です。
先進国と新興国間では多少の軋轢もあった模様ですが、
世界経済の9割を占める20ヵ国で
包括的で具体的な行動を示せた意義は大きいと、
参加首脳の評価はおおむね良いものでしたが、
一方、市場関係者からは、「即効性ある政策がなかった。」
「失望感はないが、ポジティブなサプライズもない。」
「サミット宣言は総花的。」
「今の問題解決としては、何もなかったに等しい。」
「具体策は見送りとなった。」
との厳しい意見も聞かれるようです。(参考:ロイター)
今後は、米自動車業界への具体的な支援策に
マーケットの関心が集まりそうだとの声や、
また、各国がほぼ利下げサイクル入りをしていることから、
日本との主要各国の金利差が縮小傾向となって
円高圧力も徐々に強まると指摘する声などもあるようですが、
如何なりますか注目されます。
ともあれ、金融サミット後の週はじめの市場反応を良く見極めて、
流れに乗ってトレードをしていきたいものです。
さて今日は、アポトーシスのお話です。
アポトーシス(apoptosis)とは、個体としての生命を維持したり、
より良い状態を保つために、調節的プログラムで
積極的に引き起こされる細胞死のことなのだそうですね。
オタマジャクシはカエルの子で、
ナマズの孫ではないそうですが(笑)
オタマジャクシがカエルに変体するときに、
尻尾がなくなるのもアポトーシスなのだそうです。
固体としての生命の維持や発展のための部分死ということで、
まったく新たに「生まれ変わる」こととは違うようですが、
イスラムの書に説かれているような、
「生まれ変わるためには、まず、死ななくてはならない。」
という転生的なものではなく、
固体としての継続性があることが特徴となる
生き続けるための部分死というわけです。
また、Apoptosisの語源は、ギリシャ語の「apo(離れる)」と
「ptosis(下降)」に由来しているそうで、
どことなく、マーケットにも似ているようで、
「乖離」が過ぎると「下降」という過程となって、
固体として生きるマーケットが、
スミスの見えざる神の手によるものかどうかは判りませんが(苦笑)
ともあれ歪みを自律的に修正したり、
あらたなパラダイムへと大きく変わろうとするときに、
アポトーシス的な暴落という状態を経るのかもしれませんね。
でもこれは、破滅(ディストラクション)とは違い、
むしろ破滅や完全死を自律的に回避するための
大きな過程(プロセス)のようにさえも思えます。
また、アポトーシスの特長には、
「過程の時期が決まっている」ことがあるのだそうで、
1987年のブラックマンデー、
1997~1998年のアジア通貨危機とロシア危機、
2007~2008年のサブプライム問題と世界金融危機、
などを単純に見ますと、
たまたまの偶然かもしれませんが、
近年を見る限り、確かに危機は10年周期で訪れている
ようにも見えなくもないようです。
相場は確かに波を描いているようで、
その波に律動的で確かな周期があるかには異論もあるようですが、
ある程度の周期があるようにも思えるフシもありますね。
周期とは、時間的なサイクルのことなのだそうですが、
ちょっとオカルト的な香りもしなくもないものの、
ギリシャの哲学者のプラトンも、
「時間循環の後、万物はその出発点に戻り、
歴史の運動は相似した内容が果てしなく続く…。」
とのたまったのだそうで、(笑)
景気循環の正統とされる理論にも、
40ヶ月前後のキチン・サイクルや、
10年ほどのジュグラー・サイクルや
20年前後のクズネッツ・サイクルも
あるとのことで、
米株式市場の40ヶ月サイクル論も今のところ
統計的にはほとんど正しいとされているようです。
また、あるサイクル理論によれば、
2010年末ないし2011年初頭まで、
ドル円は下落サイクルなのだそうですが、
はて、その結果は如何に…。
相場をアポトーシス理論やサイクル論という視点で
見てみても面白いものですね。
相場は意思を持った生き物のようでもあり、
いったいぜんたい相場とは何者なのでしょう。(爆)
相場の不思議への興味は尽きそうにありません。^^
作者:COSMOS
更新日:2008年11月17日 4時56分
FX ソロス氏の方程式のお話
いよいよ今日14日からワシントンでの
緊急金融サミットが開催されますね。
<一昨日12日(水)の主な出来事>
オセアニア時間から東京時間では、
主要通貨ペアが下げては上げる揉み合いとなりました。
豪財務次官が「豪GDPは1四半期でマイナスとなる可能性。
豪経済の底強さに絶大な自信。」との見解を示しました。
NYダウ先物が上昇して、日経平均が下げ幅を縮小しました。
日経平均は前日比-113.79円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
英失業率が市場予想と同じ3.0%という結果になりました。
欧鉱工業生産は市場予想より強い-1.6%、
同対前年比では市場予想より弱い-2.4%という結果になりました。
英BOE四半期インフレ報告では、
「CPIは2年以内に1%をやや下回る水準。
GDP成長率は09年上半期に低下してその後は回復。」
との報告を発表しました。
英BOE総裁が、「必要であれば利下げをもう一度行う。
デフレのリスクがある。ポンド下落は驚きではないが、
著しい下落し見たくない。景気刺激策は一時的。
リセッションがいつまで続くか不明だが回復に戻ると確信。」
との見解を示しました。
ポンドが軟調となりドル円やクロス円も軟調となっていきました。
ニューヨーク時間では、
リスク回避の動意にドル円やクロス円が大きく下落しました。
米FRBが「過度な配当支払いに厳重に対処。」と報じました。
ポールソン米財務長官が、
「問題のある住宅ローン担保資産の買取計画を断念。
ノンバンクの消費者金融は困難な状況。
AAA格付け資産担保証券に関する流動性対策を検討。
第2の資本注入計画を検討。」との見解を示しました。
トリシェECB総裁が
「市場には高い緊張感がある。」と発言しました。
NYダウが下落しました。主要各通貨ペアも大きく下落しました。
NY原油は56ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは前日比-411.30ドルで取引を終えました。
<昨日13日(木)の主な出来事>
オセアニア時間に発表されたNZの小売売上高は、
市場予想より弱い0.1%という結果になりました。
オセアニア時間から東京時間の昼ころにかけて、
ショートカバーも入ったか反発する展開となりました。
日国企業物価指数は市場予想より弱い
-1.6%という結果になりました。
豪RBAが豪ドル支援のために為替介入したことを報じました。
米財務次官が「世界経済は今後の四半期の減速兆候が明らか。」
とコメントしました。
日鉱工業生産(確報)は1.1%となりました。
日工作機械受注は-40.0%となりました。
日経平均は前日比-456.87円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
独GDP(速報)が発表されて、
市場予想より弱い-0.5%となりました。
スイスの生産者輸入価格は市場予想とおり
-0.6%となりました。
ECB四半期調査では、08年、09年、10年、ともに
GDPおよびCPIの見通しが下方修正されました。
OECDが経済見通しを発表して、
「加盟国は景気後退に入った。下降局面は長期化。
金融の逆風は09年終盤まで続く見込み。
09年の経済リスクは下向き。
ECBの金利は09年はじめまでに2%へ低下の見込み。」
などの見解を示しました。
スイスZEW景況感調査は市場予想より強い-88.5となりました。
独財務相が「独は景気停滞からリセッションへ移行した。」
との認識を示しました。
ユーロが一時強含む展開を見せました。
ニューヨーク時間では、
米貿易収支が-565億ドル、新規失業保険申請件数が51.6万件と、
ともに市場予想より弱い結果となりました。
また、カナダの国際商品貿易が
市場予想より弱い45億カナダドルとなりました。
独連銀が「独は輸出に依存し世界経済のショックを受けやすい。
世界経済の減速がどく経済に悪影響。」との認識を示しました。
米フィラデルフィア連銀総裁が、
「米第4四半期のGDPは急激な低下となる可能性。
09年上期も米経済は弱い可能性。
10年、11年のGDPは2.7%水準の可能性。
09年に米失業率は7%を超える公算。」
との認識を示しました。
主要通貨ペアは上下動の揉み合い後、
ポンドを先導に下落する展開となりました。
NYダウが下落して一時8000ドルの大台を割り込みました。
その後、NYダウは急反発して、
主要通貨ペアも反発していきました。
米ブッシュ大統領がG20を前に「証券の会計基準見直しと、
IMFや世界銀行などの国際機関の改革を講演で主張しました。
米財政収支は市場予想より赤字を大幅に拡大して、
-2372億ドルとなりました。
NY原油も上昇して59ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+552.59ドルで取引を終えました。
<週末の今日14日(金)の主な予定>
午後4時に独消費者物価指数(確報値)、
午後7時に欧GDP(速報値)、欧消費者物価指数、
夜の10時半に米小売売上高、米輸入物価指数、
同夜の10時半に加製造業出荷、加新車販売台数、
夜の11時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(速報)、
深夜12時に米企業在庫、
などの経済指標が発表されます。
欧・米の指標には注目です。
さて、ポールソン米財務長官が、公的資金を用いる
金融安定化法の運用について、
金融機関はかなりの不良資産を抱えていることを指摘した上で
金融機関の不良資産買取は当面見送る方針を示し、
また、資本注入の対象を自動車ローンや消費者ローンを
提供するノンバンクにも拡大する考えを明らかにしました。
一方、英BOEが、09年の英実質成長がマイナス2%に悪化して、
消費者物価指数が10年に約1%と誘導目標の2%を下回る
見通しとともに、インフレ懸念が後退してデフレ懸念があるとして、
追加利下げを強く示唆しました。
OECDが経済見通しでは、「加盟国は景気後退に入った。
下降局面は長期化。金融の逆風は09年終盤まで続く見込み。
09年の経済リスクは下向き。ECBの金利は09年はじめまでに
2%へ低下の見込み。」との発表しました。
また、緊急金融サミットでは、日本の外貨準備金の一部の
最大10兆円をIMFの新興国向け緊急支援融資として拠出することや、
ドルの基軸通貨維持への努力やIMFの市場監視機能強化などの
提案をすることが報じられました。
本日14日(金)からワシントンで開催される緊急金融サミットで、
IMF改革など、どのような経済危機への具体策が打ち出されるか、
また、期待感での相場動向も含めて注目されます。
さて今日は、ソロス氏の方程式のお話です。
ソロス氏とは相場の世界に身をおく者なら、
知らない人はいない、あのジョージ・ソロス氏のことです。
そのソロス氏の式は、「再帰性」という
概念をあらわすものとして、氏の著書で紹介されています。
認知において、その機能が決定されるには、
従属変数の値を決定する独立変数がなければならない、
という前提で、
W: 世界の現実のありよう(独立変数)
U: 観察者の世界理解(従属変数)
FC:認知機能
とすると、認知機能では、
FC (W) → U ということになるのだそうです。
また、操作においては、この関係は逆転するとして、
W: 世界の現実のありよう(従属変数)
U: 観察者の世界理解(独立変数)
FM:操作機能
とすると、操作機能では、
FM (U) → W ということになるのだそうです。
なんとも難しいお話ですが、(苦笑)
つまり、UがWを、そしてWがUを互いに規定しあうこととなって
双方向的に干渉される状況では、
結果的に「認知」と「操作」のいずれの機能も
確たる結果を生み出せなくなってしまうとのことです。
「解」のない方程式というわけですね。
そして、これをジョージ・ソロス氏は「再帰性」と名づけました。
「何のこっちゃ?、それがどうした。」という感じですが、(笑)
でもこれは、実に凄いことで、
相互フィードバックにより、「相場は予測できない」ことを示し、
「金融市場のさまざまな変数は均衡に向かって収斂する傾向がある」
という経済学上の均衡理論のパラダイムも否定することになって、
また、「相場はすべてを織り込んで、適時の適正価格を示す」
ことも偽りであることになるようです。
つまり、「再帰性」を前提とすれば、
トレーダーはおろか、金融機関もFRBなどの金融当局も、
そして…、マーケットさえも! 常に間違いを犯す可能性があって、
「マーケットのプライス(レート)だけが真実だ。」
などという合理的期待理論も、
誤謬もしくは錯覚であることになります。
また、ソロス氏は、その著書の中でこう述べます。
「人々が誤った投資行動を続ける原因となった
『支配的なトレンド』と『支配的な誤謬』とが存在した。
『支配的なトレンド』とは信用膨張、
つまり信用マネーのあくなき肥大化であり、
『支配的な誤謬』とは、19世紀にレッセフェールと呼ばれていた
市場にには一切の規制を加えるべきではない、という考え方、
――すなわち市場原理主義である。」
※講談社「ソロスは警告する」より
もしかすると、恐怖の大王が暴れまくるような
バブル崩壊や金融危機は、
「マーケットの過ちと暴走」による必然で、
強制的にリセットする動きなのかもしれませんね。
では、なぜジョージ・ソロス氏は、
分析不能のパラドックスのマーケットで
巨富を得れたのでしょうか?
その真実の深部はソロス氏しかわからないことですが、
男度胸の勘にたよる大勝負などではもちろんなく、(大笑)
「市場が常に間違っている」ことを知り、
「過熱と崩壊のサイクル」を透徹することができて、
方法論の単一性に縛られず、
乖離をキーワードに相場の時を感じ識る、
ことができたからなのかもしれません。
でもやっぱり、未来が見えるということは…、
氏は宇宙人なのでしょうかね。シュルルン、シュルルル…。(冗談)
作者:COSMOS
更新日:2008年11月14日 6時34分
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更新日:2008年11月14日 6時34分
FX ゼロサムゲームのお話
2010年に打ち上げるスペースシャトル「アトランティス」に
日本のママさん宇宙飛行士の山崎さんが
搭乗することになったそうですね。
<週はじめ10日(月)の主な出来事>
中国が6000億ドル規模の経済対策を表明したことが好感されたか
主要通貨ペアが上窓を空けてのスタートとなりました。
トリシェECB総裁が「G20の合意に勇気付けられる。
ECBは12月の利下げを排除しない。」と、
12月利下げを示唆する発言をしました。
豪RBA四半期金融政策リポートでは、
「GDP見通しは、08年第4四半期・09年第2四半期が1.5%、
09年第4四半期が1.75%。国内経済減速は予想より長い可能性。
失業率は上昇の見込み。」などの認識を示しました。
日工作機械受注は-40.4%という結果になりました。
ドル円やクロス円が一時軟調となるなど
揉み合いの展開となりました。
日経平均は、前週末比+498.43円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
欧州株価がしばらく堅調に推移しました。
ドル円とクロス円は東京終盤で下げた後、
NYダウ先物の上昇を背景に反発して、
揉み合いながらも上昇傾向となりました。
英生産者仕入価格は市場予想より弱い-5.6%、
英生産者出荷価格は市場予想より強い
-1.0%という結果になりました。
米財務省が米保険最大手AIGの優先株を
400億ドル買い入れを発表しました。
米FRBが米AIGの救済のため新融資制度を
創設することを発表しました。
ニューヨーク時間では、
ドル円とクロス円が軟調な展開になりました。
カナダの住宅着工件数は21.18万件、
カナダの新築住宅価格指数は0.1%と、
ともに市場予想より強い結果となりました。
米住宅公社のファニー・メイの四半期決算では、
純損失が290億ドル、1株あたり損失が12.96ドルと、
市場予想より大幅に弱い結果となりました。
NYダウが前週末比でマイナス圏に転ずると、
ドル円やクロス円がリスク回避の動意で下落していきました。
ユーロドルなどドルストレートも軟調となりました。
NY原油は62ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前週末比-73.27ドルで取引を終えました。
<昨日11日(火)の主な出来事>
日国際経常収支は9705億円、
日国際貿易収支は2471億円となりました。
豪NAB企業信頼感指数は-29、
豪NAB企業景況感指数は-11となりました。
NYタイムズ紙が「オバマ氏がブッシュ現大統領に米自動車業界の
即時支援を支持するよう要請。」したことが報じられました。
東京時間ではドル円やクロス円が
下げては上げる揉み合いとなりました。
日景気ウォッチャー調査では、現況判断が紙上予想より弱い22.6、
先行判断では25.2という結果になりました。
日経平均は一時戻しも見せたものの
前日比-272.13円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
独卸売物価指数が市場予想より弱い
-1.5%という結果になりました。
英商品貿易収支は市場予想よりは強い
-74.82億ポンドとなりました。
独ZEW景況感調査は市場予想より強い-53.5となりましたが、
現況が市場予想より弱い-50.4となりました。
欧ZEW景況感調査は市場予想より強い-54.0となりました。
ユーロドルが上げては下げる上下動の展開となりました。
ドル円クロス円は一時軟調となった後、揉み合いとなりました。
ニューヨーク時間にでは、
NYダウが軟調に推移しました。
ドル円やクロス円が軟調な展開となりました。
ユーログループ議長が
「ECBとEUの経済見通しが異なっても驚きではない。
ECBは更なる利下げが可能。」という主旨の発言をしました。
独のIGメタルがストライキの可能性を示唆しました。
独政府経済尋問委員会が「独経済は09年にリセッションの可能性。
独の年GDPはゼロ成長の可能性。」との認識を発表しました。
ユーロが下落しました。
NYダウは一時280ドルほど下落しましたが、
後半に下げ幅を縮小して、
一時ドル円やクロス円がやや反発する場面も見られました。
NY原油は59ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比-176.58ドルで取引を終えました。
<今日12日(水)の主な予定>
午前9時半に豪Westpac消費者信頼感指数、豪賃金コスト紙数、
午後2時に日消費者態度指数、
午後6時半に英失業率(社会保障受給)、英製造業単位労働コスト、
午後7時に欧鉱工業生産、
午後7時半に英BOE四半期インフレ報告、
などの経済指標が発表されます。
英・欧の指標には注目です。
<明日13日(木)の主な予定>
朝の6時45分にNZの小売売上高、
朝の8時50分に日国内企業物価指数、
午前9時に豪消費者インフレ期待、
午後1時半に日鉱工業生産(確報値)、日設備稼働率、
午後4時に独GDP(速報)、
午後5時15分にスイス生産者輸入価格、
午後6時に欧ECB月例報告、
午後7時にスイスZEW景況感調査、
夜の10時半に米貿易収支、米新規失業保険申請件数、
同夜の10時半に加国際商品貿易、
深夜4時に米月次財政収支、
などの経済指標が発表されます。
NZ・独・欧・米の指標には注目です。
さて、中国が日欧などの景気対策を上回る規模となる、
2007年の中国GDPの16%にもあたる
総投資額が4兆元(6000億ドル相当)の
大規模な2010年までの景気刺激策を発表して、
年内にも1000億元の投資をするとのことで、
主要各通貨ペアが大きく上窓を空けて始まった今週ですが、
その後、米AIGが3.1兆円相当もの赤字となって、
米政府が緊急支援をしなければならない状況となったことが
報道されたり、また一方、米住宅公社のファニー・メイの
四半期決算では純損失が290億ドルとなり、
1株あたり損失が12.96ドルとなったことが報道されたり、
米個人消費の落ち込みから
米家電量販2位のサーキット・シティが破綻するなど、
好悪交錯する材料にマーケットは揺れる展開となりました。
そして、来年1月に米大統領に就任するオバマ氏が、
現ブッシュ大統領に、米ビッグスリーだけで
24万人の従業員を抱え、部品関連も含めると100万人とも言われる、
苦境にあえぐ米自動車産業への即時支援を
支持するよう要請しました。
ホワイトハウスは自動車業界の支援について、
米議会からのいかなる提案も検討する用意がある
との姿勢を示したが、今後の米政府による自動車業界への
具体的な支援策の動向が注目されます。
一方、欧EUでも欧州自動車産業へ
円換算で5兆円の低利融資の検討に入るなど、
主要国で自動車産業への支援の動きが始まってきたようです。
また、報道によりますと、ウォーレン・バフェット氏の
バークシャー・ハザウェイ・アシュアランスや、
ウィルバー・ロス氏のアシュアード・ギャランティーが、
フランス・ベルギー系金融サービス大手デクシアの
米金融保証部門買収に関心を示しているそうです。
米欧の12月の追加利下げがほぼ確実視されてきているようで、
円高圧力も強そうですが、
ヘッジファンドの業績悪化も報道され
一部では経営不安説も囁かれるなど、
様々交錯する材料に揺れる相場展開の可能性もありそうで、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。
さて今日は、ゼロサムゲームのお話です。
「ゼロサム(zero-sum)」とは、
ゲーム理論に出てくる言葉なのだそうですが、
「ゼロ和」とも呼ばれて、複数の人が相互に影響しあう状況で、
全員の利得の総和は常にゼロとなる、ことを言うようですね。
こんな風に書くとなにやら難しそうですが、(笑)
「誰かが勝てば、誰かが負ける」
「誰かが負ければ、誰かが勝つ」
ということになって、
「勝者の利得は、敗者が支払う」
「敗者の損失は、勝者の利得となる」
というゲームのことで、
マージャンなどはまさにゼロサムゲームですね。^^
宅を囲む誰かが「ロン!」といえば、
別の誰かが損をすることになるわけです。(笑)
さて、株式投資は、企業が社会で活動して、富を創造して
配当などのプラス・サムが加わるので、
ゼロサムとはならないのだそうですが、
株式でも短期売買(投機)では、
ほとんどゼロサムとなるのだそうで、
なんか難しいですね。(笑)
「ゼロ和」でないものを「非ゼロ和」というのだそうで、
利益や損失が「和」に加わって、
「非ゼロ和」では、全員が勝ちとなったり、全員が負けとなる、
特異な状況もあり得るのだそうです。
私などにはよく分りませんが、
金融危機によって株式市場が暴落したような場合、
「非ゼロ和」の「負の状態」となるのでしょうね。
たくさんの人が損失して富が消失したのに、
あまり利得となった人もいない、という
なんとも奇妙な状況となるようです。
一方、為替取引は、貿易などでの実需やヘッジや
スワップポイントや新規参入や手数料などもあって、
実際はそう単純ではないようですが、(苦笑)
一般に通貨交換だけでは企業活動のような富の創造はなく、
「和」への利得の加算がないために、
投資ではなく投機ということになって、
ほとんどゼロサムゲームとなるようです。
誰かの勝った利益は、誰かの負けた損失によるもの
ということになるわけですね。
そのときどきでは、マーケットは買いポジションが多い、
あるいは売りポジションが多い、という偏重は見られますが、
「誰かが売らなければ買えない」わけで、
「過去に買いポジションを持っていた人がいた」などの
時間という概念も入れますと、損得において全体は均衡して
ほとんどゼロサムとなるようです。
(実際は手数料などがあるのでプレヤー総体では、
マイナス和となるようですが…。)
ややこしやー、ですね。(苦笑)
さて、もしもこのように為替取引がゼロサムならば、
仮に多数派が勝つとすると、
少数派の損失では分配しきれないことになって、
ゼロサム(ゼロ和)が成り立たなくなってしまうようで、
必ず勝ち組は少数派とならざるを得ないことになるようですが、
どのようなものなのでしょう。
もしもそうであるならば…、
トレンドは多数派が作るものですが、
そのトレンドに便乗しても、
最後はいち早く多数派の動意と決別して、
少数派につかなければ勝ち組になれないことになりますね。
なので、しばらくリスクを選好していても、
ひとたび不穏な状況となると、
脱兎のごとく多数派と決別しようと
我先に売り急ぐことが暴落を引き起こすのかもしれませんね。
また、暴落ならずとも、
それぞれのタームにおいて大勢動意に乗っても、
最後は取り残されたり、ババをつかまないために、
反旗を翻して謀反を起こす(笑)「ズル賢い人」となることが
勝ち組の資質となるような気がしますが、どうなのでしょう。
どうも、相場の世界は常識という名の感性では
なかなか勝てないようですね。
世界一のお金持ちのウォーレン・バフェット氏は、
こう語っています。
「忘れないで欲しい。
株価が天高く上がったときは、さよならを言う潮時なのだ。
逆に、株価が地の底まで真っ逆さまに落ちたときは、
株式ブローカーに電話する時である。」
「我々がすべきことは単純だ。
他人が強欲なときに臆病になり、
他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。」
※徳間書店 バフェットの教訓 より
トレーダーとして相場の投機の世界に身をおくならば、
ちょっと奇人の阿修羅にならなくてはいけないようですね。(爆)
作者:COSMOS
更新日:2008年11月12日 6時38分
FX 奇跡のリンゴのお話
西武ライオンズが日本シリーズの第7戦に勝って、
4年ぶり13度目の優勝となりました。
ジャイアンツも善戦しましたね。
<先週末7日(金)の主な出来事>
早朝のオセアニア時間では、前日のNYダウの下落の受けて、
ドル円やクロス円が軟調に推移しました。
東京時間に入っても昼ころまで軟調傾向が続きました。
日経平均が一時前日比で600円以上下落しました。
その後、NYダウ先物が反発したことや
日経平均が下げ幅を縮小したこと、
そして、アジア株も前日比プラス圏となったことなども
あってか、リスク回避が後退して
ドル円とクロス円が反発する展開となりました。
ユーロドルなどドルストレートも反発していきました。
日経平均は前日比-316.14円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
スイス失業率が市場予想とおりの2.6%という結果になりました。
独貿易収支は150億ユーロ、そして経常収支も150億ユーロと、
ともに市場予想より強い結果となりました。
前日の政策金利の発表によりユーロ(3.25%)とポンド(3.00%)が、
金利逆転となっことを背景としたか、ユーロポンドが上昇して、
ユーロが他の通貨でもしばらく堅調に推移しました。
その後、独鉱工業生産が-3.6%と
市場予想よりも弱かったこともあって、
ユーロはやや軟調な揉み合いとなっていきました。
仏財務相やオーストリア首相から
年内のECBの再利下げを期待する発言がありました。
カナダの失業率は市場予想とおりの6.2%、
カナダの雇用ネット変化率は
市場予想より強い+0.95万人となりました。
米フォードの四半期決算では、1株損失は1.31ドル、
純損失は1.29億ドル、という結果になりました。
米雇用統計が迫っていたこともあってか、
各通貨ペアは様子見的な展開となりました。
ニューヨーク時間では、
米雇用統計が発表されて、非農業部門雇用者数変化が-24.0万人、
失業率が6.5%と、ともに市場予想を下回りました。
また、前回と前々回値も下方修正されました。
市場反応は、いったんドル円とクロス円が下げましたが、
米経済の悪化の織り込みがかなり進んでいたこともあってか、
次期FOMCでの追加利下げ期待の台頭や、
短期筋の"Buy the fact""の動きもあって、NYダウ反発を背景に、
ドル円とクロス円も反発する展開となりました。
米卸売在庫は市場予想より弱い-0.1%という結果になりました。
全米経済研究所の委員が
「米国がリセッション入りした証拠は決定的。」
というコメントを発表しました。
米GMの四半期決算では、1株当たり損失が7.35ドル、
営業損失が42億ドルと市場予想を下回りました。
09年に3600人のレイオフも発表しました。
遅れて発表された米住宅販売保留は、
市場予想より弱い-4.6%という結果になりました。
格付け機関のムーディーズが米フォードのレーティングを引き下げ、
見通しをネガティブとしました。
格付け機関のS&Pが米GMのクレジット格付けを引き下げ、
見通しをネガティブとしました。
米消費者信用残高は市場予想より強い
69億ドルという結果になりました。
欧州通貨は09年のリセッション懸念や
12月の利下げ観測も影響したか、
もみ合いながらも、ドル買いもあってやや軟調に推移しました。
NY原油は61ドルあたりで取引を終えました。
NYダウは前日比+248.02ドルで取引を終えました。
<週はじめでゴトウ日の今日10日(月)の主な予定>
朝の8時50分に日機械受注、
午前9時半に豪RBA四半期金融政策報告、
午後3時に日工作機械受注、
午後3時45分にスイスSECO消費者判断、
午後4時45分に仏鉱工業生産、仏鉱工業生産指数、
午後6時半に英生産者仕入価格、英生産者出荷価格、
夜の10時15分に加住宅着工件数、
夜の10時半に加新築住宅価格指数、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・加の指標には注目です。米指標はありません。
<明日11日(火)の主な予定>
米・仏パリ・加トロントが休場です。(米株式は通常)
朝の6時45分にNZの四半期生産者物価、
朝の8時50分に日国際収支(貿易収支・経常収支)、
午前9時01分に英RICS住宅価格、
午前9時半に豪NAB企業信頼感指数、
午後2時に日景気ウォッチャー調査(現況判断・先行判断)、
午後6時半に英貿易収支、
午後7時に独ZEW景況感調査、
同午後7時に欧ZEW景況感調査、
などの経済指標が発表されます。
英・独・欧の指標には注目です。
さて、今週の11月12日(水)からの主な注目材料は、
12日(水)に、英失業率、欧鉱工業生産、
英BOE四半期インフレリポート、FRB副議長の講演、
13日(木)に、NZ小売売上高指数、独GDP(速報)、欧ECB月例報告、
米貿易収支、米新規失業保険申請件数、米週間原油在庫、
米月次財政収支、
14日(金)に、独・欧消費者物価指数、欧GDP(速報)、
米バーナンキFRB議長講演、米輸入物価指数、米小売売上高、
米ミシガン大学消費者信頼感指数、米企業在庫、
などがあります。
さて、米GMの四半期決算は25億4200万ドルの赤字となって、
5・四半期連続の赤字となり、
3600人規模のレイオフも発表するに至りました。
そして、一部では「新政権への救済嘆願」と
見る向きもあるようですが、
報道によりますと、クライスラーとの合併も中断となって、
厳しき模索が続いているようです。
一方、米主要500社の7-9月期の四半期の純利益は
前年同期比で-13.9%と、5・四半期連続の減益となって、
米雇用統計も市場予想よりもかなり悪い結果で、
全米経済研究所も米リセッション入りは
決定的との認識を示しました。
しかしながら、次期FOMCでの追加利下げ期待も台頭して、
NYダウが上昇するなど、
今後も実態と期待に揺れる相場展開となりそうです。
また、7日(金)に開催されたEU首脳会議では、
今週末にワシントンで開催される緊急金融サミットに向けて、
優先度の高い金融危機への対応を100日間で進める
「行動計画」を提案する運びとなりました。
一方、ブラジルのサンパウロで開催された、
今週末の金融サミットの準備会合となるG20財務相会議では、
新興国の反発も報道されていて、
意見がどこまでまとめられるか、注目されます。
市場の関心は、今週末の金融サミットへと向かっているようですが、
先週の英欧の利下げ後の動きや、
米雇用統計発表後の次期FOMCへの利下げ期待の織り込み後の
動きなどが注目されます。
円高と欧州通貨安を思惑する声も聞かれますが如何なりますか、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。
さて今日は、奇跡のリンゴのお話です。
ぶらりと本屋さんに行くと、
最近はFXの月刊誌も出ていたりして、
いろいろ面白い発見をすることがありますね。
そして、面白い本に出会うこともあります。
石川拓治さんが著した「奇跡のリンゴ」という、
青森で無農薬のリンゴを作っていらっしゃる
木村秋則さんのことを書いた素敵な本を見つけました。
私は農業についてはまったくの門外漢で
さっぱり知らなかったのですが、
無農薬・無肥料でリンゴを作ることは、絶対に無理とされ、
「不可能ということが常識」であったのだそうですね。
ですから、その道ではよく勉強した人は、
それをほとんど疑いもせず、ばかげた挑戦をする人も
ほとんどいなかったようです。
若いころは東京の機械関係の会社にも勤めていたことのある
木村さんですが、リンゴ農家の跡継ぎのために帰郷後、
奥さんが農薬アレルギーであったこともあって、
木村さんはその「絶対不可能の常識」に挑戦することとなります。
表紙を飾る屈託のない無邪気なまでの笑顔からは
にわかに想像できないのですが、
現実の収入難苦しみ、周囲からバカと罵られ、
無理解の孤独感に堪え、壮絶な艱難と辛苦に耐え抜いて、
ついにその奇跡のリンゴを作るわけですが、
そのときどきの思いが綴られていて、
紙数的にはそうボリュームはない本ですが素晴らしい本でした。
何度失敗してもあきらめずに成し遂げる
「不屈」の「信念」と、「地道さ」と「謙虚さ」には
分野を超えて頭の下がる思いがします。
しかも、その苦難の果てのリンゴの作り方を
なんと惜しげもなく他の農家に教えようとして、
なるべく安くリンゴを販売しようとする姿は、
やはり普通の人ではないようです。
その木村秋則さんの多くの感銘を受ける言葉が
珠玉のように詰まった本ですが、
「リンゴの木は、リンゴの木だけで生きているわけではない。
周りの自然の中で生かされている生き物なわけだ。
人間もそうなんだよ。人間はそのことを忘れてしまって、
自分独りで生きていると思っている。」
という言葉は、その道に透徹した人でなければ語れない
とても含蓄の深いもので、哲学的でもありますね。
他者とのかかわりの中で生きている―。
きっと社会も経済もこのとおりなんでしょうね。
他者の関係を無視したり、他者を陥れて自分自身だけが
甘く大きな実をつけようなどとは、それこそ虫も好かない
ことなのかもしれませんね。(苦笑)
さて、
アダム・スミスの国富論に語られる「神の見えざる手」
によるように、近年10年毎に経済危機が起こっていて、
1987年のブラックマンデー、
1997~1998年のアジア通貨危機とロシア危機、
2007~2008年のサブプライム問題と世界金融危機なども、
もしかすると、見えざる手による
「他者の関係を無視して甘く大きな実をつけようとしてはならない」
という警鐘なのかもしれません。
そろそろグローバルに資本主義を再構築することを
時代が要請しているようにも思えます。
今週末の金融サミットでは、とりあえ金融危機に対する
対症療法的な具体的処置の話し合いが行われると思われますが、
今後は、今回の世界的な金融危機を「機会」に、
愚を繰り返さないために、泥縄式ではない
世界経済の安定的な発展の新たなスタンダードの構築に向けた
建設的なサミットが開催されるようになればよいですね。
欲を発展の原動力ともする経済システムでは難しいことですが、
世界的な共存による末永い繁栄のほうが、
世界の富の果実はより多く収穫して分かちあえそうです。
でも、こんなこと書くと、
「バカが…。何を高邁なことを言っている。」
と笑われてしまいそうですね。(苦笑)
「あははっ。」
欲と恐怖の「餓鬼と修羅の相場」の住人なれば、
問題はもっと現実的というわけですね。
「何はともあれ、上げるか下げるか、それが問題なのだ…。」(爆)
作者:COSMOS
更新日:2008年11月10日 3時57分
オススメ・スポンサーサイト「フロア コーティング」
FX 「視点を変える」のお話
米大統領選挙では、オバマ氏が勝利することとなりました。
演説が映画スターのように格好良かったですね。
<一昨日5日(水)の主な出来事>
オセアニア時間では、
前日のNY市場の動きを調整する相場展開となりました。
豪住宅建設許可は-7.2%と
市場予想よりかなり弱い結果となりました。
東京時間は揉み合い相場となりました。
米大統領選でオバマ氏が勝利を収めました。
日銀総裁の記者会見では、
日経済成長への懸念の認識を示しました。
また、0.3%への利下げは利下げ余地ののりしろを残した意味
ではないことが明示されました。
日経平均は前日比+406.64円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
利益確定売りもあったか、NYダウ先物や欧州株価の下落も背景に
しばらくドル円とクロス円軟調な展開となりました。
英鉱工業生産は市場予想より強い-0.2%、
英製造業生産高は市場予想より弱い-0.8%と、
交錯する結果となりました。
英サービスPMIが42.4という結果に
英利下げ効果を懸念する声も聞かれました。
欧小売売上高は-0.2%と
市場予想よりやや強い結果となりました。
ニューヨーク時間では、
米ADP雇用統計が-15.7万人と
市場予想よりかなり悪い結果となりました。
米GM参加の住宅ローン会社が
破綻の危機にあることが報じられました。
米ISM非製造業景況指数は市場予想より弱い
44.4という結果になりました。
ドル売り動意にユーロドルが一時急伸して
1.30台を回復しました。
また、ドル円クロス円も上下動しながらも
しばらく上昇しましたが、
その後は、NYダウの軟調も背景に下落する展開となりました。
ユーロドルなどドルストレートも
その後は軟調となって行きました。
NY原油は65ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比-486.01ドルで取引を終えました。
<昨日6日(木)の主な出来事>
オセアニア時間に発表されたNZの失業率は4.2%と
近年最悪の水準ながら市場予想よりやや良い結果となりました。
東京時間に発表された豪失業率は4.3%と
その他雇用関連指標も含めて市場予想より良い結果となりました。
ドル円とクロス円、ドルストレートは
軟調傾向の揉み合いとなりました。
トヨタ自動車が今期の営業利益を前期比74%減として、
1兆円の下方修正となることを発表しました。
日景気指数は市場予想とおりの結果となりました。
日経平均は前日比-622.10円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
序盤で一時ドル円やクロス円やドルストレートに
反発も見られましたが、
その後は英欧の政策金利発表も控えているためか
揉み合いとなりました。
欧州株価やNYダウ先物が軟調な展開となりました。
スイスSNBが緊急利下げをして政策金利を0.50%引き下げました。
英BOEが政策金利を1.50%引き下げました。
スイスSNB声明では「09年の経済成長はマイナスの見込み。
世界経済の先行き見通しは予想より悪化。」
との認識を示しました。
英BOE声明では「インフレ見通しは大幅に下向きにシフト。
経済の見通しは著しく悪化。」との認識を示しました。
欧ECBが政策金利を0.50%引き下げました。
ポンドが大きく上下動する展開となりました。
ニューヨーク時間では、
米非農業部門労働生産性(速報)が発表されて、
市場予想より強い1.1%となりました。
米新規失業保険申請件数は
48.1万人と市場予想より弱い結果となりました。
カナダの住宅建設許可は
市場予想よりかなり強い13.4%となりました。
トリシェECB総裁の記者会見では、
「物価安定への見通しは改善。金融市場の混乱が経済に波及。
ユーロ圏の経済モメンタムは大幅に低下。
市場の混乱が不確実性をもたらす。
今回の利下げは全会一致。0.75%の利下げも協議した。
今後はデータしだい。12月の会合で見通しを発表。
為替は緊張を反映して大きく変動。資本の還流が見られる。」
などの見解を示しました。
主要各通貨は荒っぽい上下動となりました。
IMFが「カナダ以外のG7諸国の経済は落ち込む見通し。
欧・日・中・米の成長率見通しは引き下げ。
09年は米欧英日などの主要先進国はマイナス成長となる。」
との見解を発表しました。
スイスSNB総裁が「スイスの次半期はリセッションとなる可能性」
との認識を発表しました。
米GMとフォードの四半期決算の大幅赤字の見通しなども背景とした
NYダウの下落もあってドル円とクロス円および
ユーロドルなどドルストレートが軟調となりました。
NY原油は60ドル後半で取引を終えました。
NYダウは前日比-443.48ドルで取引を終えました。
<週末の今日7日(金)の主な予定>
午後3時45分にスイス失業率、
午後4時に独貿易収支、
同午後4時に欧経常収支、
午後4時45分に仏貿易収支、
夜の8時に独鉱工業生産、
夜の9時に加失業率、加雇用ネット変化率、
夜の10時半に米非農業部門雇用者数変化、米失業率、
米製造業雇用者数変化、
深夜12時に米中古住宅販売保留、米卸売在庫、
明け方5時に米消費者信用残高、
などの経済指標が発表されます。
独・加・米指標に注目です。特に米雇用統計には注目です。
さて、6日は英が1.50%の利下げ、欧が0.50%の利下げ、
スイスも緊急利下げをして、欧州一斉利下げという
結果になりました。欧州経済の悪化を背景としたものですが、
金利を下げたことによるユーロとポンドへの下落圧力と
利下げによる英欧経済への効果との綱引きとなる模様で、
一部では実体経済への利下げの効果は米国しだいという声も聞かれ、
NYダウの下落が続く米国の今後の経済の状況が注目されます。
また、IMFが09年はカナダ以外のG7諸国の経済は落ち込む見通し
とともに、世界経済の成長見通しを2.2%に下方修正して、
米欧英日など主要先進国の経済がマイナス成長となる見解を
発表しました。
米大統領選挙に英欧の政策金利の発表とイベント続きの
今週でしたが、週末の今日も米雇用統計発表の
ビッグ・イベントとなります。
悪い結果が大方の予想となっているようですが、
市場予想とどのくらいの乖離となるかが注目されます。
また、"Sell the Rumor,Buy the Fact"の
動きにも注意が要りそうです。
今日の米雇用統計のあとの市場の関心の焦点は、
来週末の15日にワシントンエリアで開催される
金融サミットへと向かいそうです。
さて今日は、「視点を変える」のお話です。
「切り口」などとも呼ばれることがありますが、
物事の問題点を分析しようとするときに、
立ち位置を変えてみたり、見方を変えてみると
思わぬことが発見できる場合がありますね。
円柱もカットしだいでは、
切り口が「円」となったり、「楕円」となったり、
見えてくるものが違ってくるというわけです。
格好よく言いますと「戦略思考」ともいうのだそうですが(笑)
ときに問題の迷路に迷い込んで
解決の糸口が見つからないときに、
視点を変えるだけでソリューションのヒントが
見えてくることがあります。
トレードをしようとするときに、
私ももちろんそうですが、トレーダーであれば普通は
「エントリーチャンスはないものか」という視点で
チャートを見たり、それぞれの手法で分析したりするものですが、
なかなか良い結果とならないスランプときに、
まったく別の視点でチャートを見ると、
思わぬ解決のヒントを発見できることがありますね。
それは…、
「なんとかエントリーしよう」とばかり、
つまりエントリー・チャンスばかりを探すのではなく、
「エントリーしてはいけない場面」を探したり認識するという
視点でチャートを見ることなのですが、
ダマシを避けるという視点でチャートを見ることによって、
新たな発見があることがありますね。
そうです。
市場はいつも同じトレードのチャンスがあるわけではなく、
相場の状況はいつも同じではないのです。
チャンスを探して「足して」プラス利益を追求するということも
もちろん有効であるのと同時に、
ダマシにあいやすい状況を認識して
「引いて」いくという視点も持つと、
ダマシにあうというマイナスを回避することによる
損失回避の優位も得れることとなるわけです。
将棋や囲碁で言うならば、最善手を探すと同時に
「悪手を指さない」ことを心がけると言うことで、
「悪手なくば勝つ」というわけですね。
トレーダーであれば、ただの一度もトレードに勝ったことのない
トレーダーはこの世におそらくいないわけで、(笑)
負けトレードを減らすことは、
すなわち利益を温存することとなって、
トータルでの勝ちを目指すことができる、
という「防御」を視点とした考え方です。
攻め一本槍だけでは、
勝負事ではなかなかトータルでは勝てないのですね。
それには、「エントリーしてはいけない場面」を
認識する必要があります。
エントリーしていけない場面とは、
1. (局所的な勢いのない)低ボラティリティーの状態
2. 保ち合いの状態
3. 小さな陰線陽線入り乱れる揉み合いの状態
4. 乱高下
などとなると思いますが、これを見抜く目を養って、
これらの負けやすい状況を見切って、
強く「このような相場には手を出さない」ようにすることが
勝率を向上させるコツとなるようです。
逆に言いますと、
勝つことの多い、相場が大きく動くときのみトレードするように
心がけるということです。
また、過剰トレードで勝ち続けている人はほとんどいないことを
知る必要があります。
たくさんトレードすることよりも、
トレードを厳選することが大切なようですね。
負けトレードをできるだけ減らすことが大切です。
トレード数が仮に少なくても、
負けトレードさえ減らすことが出来れば、
口座の残高は増えていくものです。
そのためには、保ち合い、陰陽入り乱れる揉み合い、
などの相場を忌み嫌い、
陰線あるいは陽線がある程度連なり、
動意のしっかりした状況だけを選別してトレードするように
心がけると良い場合が多いようです。
まぁ、早い話が(大笑)
「しっかり判るところだけトレードする」と言うことですが、
このダマシにあいやすい状況を認識して
引いていくという防御的な視点も持つと、
無駄トレードをするポジポジ病も抑えられて、
ときに「トレード数を減らすだけで」
特効薬的なトレード成績の改善をもたらすことがあるようですね。
トレードには、「待つ」「休む」がとても大切で、
私も嫌というほど経験していますが、これを知らないうちは、
なかなかトータルでよい成績とはならないようです。 (^^;)
その他、レンジ性向が強い状態にもかかわらず
ブレークばかりを狙ってしまうなど、
「場の状態」と「適用」の問題もありますが、
長くなりましたので、これはまた別の機会にお話します。
作者:COSMOS
更新日:2008年11月7日 6時39分
FX 相場の不思議な性質のお話
北海道では街中でもちらちらと初雪が降る季節となりました。
<一昨日の週初め11月3日(月)の主な出来事>
サマータイムが終わったオセアニア時間のスタートは、
比較的静かな相場で始まりました。
東京時間は、日本が祝日で市場参加者が少なかったようですが、
ドル円やクロス円が上昇して堅調に推移しました。
豪小売売上高は市場予想とおりの結果となましたが、
豪住宅価格指数は-1.8%と
市場予想予想より弱い結果となりました。
ドル円とクロス円は上昇の後、
方向感のない揉み合いとなりました。
ロンドン時間では、
ドル円やクロス円が揉み合いとなりましたが、
ポンドが軟調な展開となりました。
スイスSVME購買部協会景気指数は47.0と
市場予想よりやや強い結果になりました。
独コメルツ銀が、政府から82億ユーロの
資本注入を受けると発表しました。
ユーログループ議長が
「ユーロ圏はテクニカル的リセッションに直面。
問題は深刻になっている。」と発言しました。
ニューヨーク時間に入ると、
ドル円やクロス円が一時軟調な展開となりました。
欧州通貨の軟調はしばらく続きましたが、
その他のクロス円やドル円は反発する場面も見られ
揉み合い相場となりました。
深夜12時に発表された米ISM製造業景況指数は38.9と、
市場予想を大きく下回りましたが、
悪い状況は織り込みも進んでいて、
NYダウが揉み合いながらも底堅く推移したこともあってか、
市場反応は限定的でした。
複数の欧州要人から、欧のリセッションや
経済の下振れリスクを懸念する発言がありました。
ドル円とクロス円はしだいに軟調な展開となっていきました。
米GMが自動車の販売台数は第2次世界大戦後最悪と報じました。
ユーログループ議長が
「経済成長は公共需要によって支えられている。
09年に失業率は悪化の見込み。インターバンクの状況は改善。」
という主旨の発言をしました。
NY原油は63ドル台後半で取引を終えました。
NYダウは前週末比-5.18ドルで取引を終えました。
<昨日4日(火)の主な出来事>
オセアニア時間から東京時間の初めは
ドル円とクロス円が上下動しながらも軟調な展開となりました。
米ゴールドマン・サックス関連のヘッジファンドが
10億ドル規模の損失を出したことが報じられました。
その後、日経平均の堅調を背景に一時ドル円とクロス円が
反発する場面もありました。
昼の12時半に豪RBA政策金利が発表されて、
市場予想を上回る0.75%の利下げという結果になりました。
発表後、豪ドルが下落動意となり、
これにつられるように、
一時ドル円とクロス円が軟調となりましたが、
日経平均の大幅上昇を背景に
しだいに反発する展開となりました。
日経平均は前週末比+537.62円と終値で9000円台を回復して
取引を終えました。
ロンドン時間では、
スイスの消費者物価指数が発表されて、
市場予想よりやや強い0.5%という結果となりました。
ドル円とクロス円は、日経平均の上昇や欧州株の上昇を背景に
リスク回避が後退して、
上下動しながらも上昇する展開となりました。
午後7時に発表された欧生産者物価指数は-0.2%と、
悪いながらも市場予想よりやや強い結果となりました。
ユーロドルなどドルストレートも
しだいに堅調な展開となりました。
ニューヨーク時間では、
仏財務相が「インフレ率の低下は利下げを視野入りさせる。」
との発言をしました。
格付け機関のフィッチが
「09年の世界経済成長率は1.0%の見込み。
英・米・欧・日の09年の経済成長は戦後最悪と予想。
日欧は09年にリセッション入りする可能性。」
と経済成長に関する発表を行いました。
深夜12時に発表された米製造業受注は-2.5%と
市場予想より弱い結果となりましたが、
NYダウやS&P500がが堅調な展開となりました。
ドル円が一時100円の大台を回復しましたが、
終盤は失速して再び大台を割り込みました。
NY原油は70ドルあたりで取引を終えました。
NYダウは前日比+305.45ドルで取引を終えました。
<ゴトウ日の今日5日(水)の主な予定>
午前9時01分に英ネーションワイド消費者信頼感、
午前9時半に豪貿易収支、豪住宅建設許可件数、
午後6時半に英鉱工業生産、英製造業生産高、
午後7時に欧小売売上高、
夜の9時半に米チャレンジャー人員削減数、
夜の10時15分に米ADP雇用統計、
深夜12時に米ISM非製造業景況指数(総合)、
などの経済指標が発表されます。
豪・英・欧・米指標には注目です。
<明日6日(木)の主な予定>
朝の6時45分にNZの失業率、
朝の8時50分に日銀金融政策決定会合議事要旨(9月・10月6・7)
午前9時01分に英NIESRのGDP予想、
午前9時半に豪失業率、豪新規雇用者数、豪労働参加率、
午後2時に日景気先行CI指数(速報)、日景気一致CI指数(速報)、
夜の8時に独製造業受注、
夜の9時に英BOE政策金利、
夜の9時45分に欧ECB政策金利、
夜の10時半に欧トリシェECB総裁記者会見、
夜の10時半に米非農業部門労働生産性(速報)、
米新規失業保険申請件数、
同夜の10時半に加住宅建設許可、
深夜の12時に加Ivey購買部協会指数、
などの経済指標が発表されます。
NZ・豪・英・欧の指標には注目です。
さて、金融危機が実体経済へと波及して、
米欧はリセッション入りの局面ともなってきているようですが、
ECBの追加利下げはほぼ確実と見る向きが大勢を占めています。
また、欧州ではフランスが企業の投資を促すための
税制優遇処置を講じたり、
ドイツは雇用維持に向け助成金をの拡充の検討に入るなど、
景気対策も本格化してきているようです。
各マーケットの状況はさまざまですが、
コモディティ市場では主要農作物価格が急落して、
また、世界の不動産投資信託(REIT)では、
昨年5月比で70%減となったり、
一方、外債型投信は解約増となっているものの、
日本株投信は10月に7ヶ月ぶりに流入超となってきたとのことで、
上げては下げる乱高下の懸念もささやかれていますが、
株式市場とともに反発の動きも見られてきた
マーケットもあるようです。
さて、米大統領選はオバマ候補の優勢が伝えられていますが、
日本時間の今日5日の昼過ぎには結果が判明するとのことです。
また、英欧の政策金利の発表や、週末にも米雇用統計と、
一時100円台を回復したドル円の今後の動向も注目されます。
イベント続きで思惑が交錯して相場が大きく揺れる
展開の可能性もありそうです。
さて今日は、相場の不思議な性質のお話です。
トレードしているといろいろ気になる経済指標ですが、
逆に相場自体が景気の先行指標となることがあるようですね。
卵と鶏のお話のようでもありますが、
ときに経済指標にも影響される相場自体が
景気の先行指標となるということはちょっと興味深いものです。
相場には、解らないことや未来をかなり正確に「予見する」
不思議な性質があることが知られていますね。
1906年、イギリスでのこと、
科学者のフランシス・ゴルトン博士が行った実験によりますと、
家畜の品評会で一頭の牛が処理されて、
その内臓を取り除いた後の重量を当てる
イベントのような実験で、
家畜に何の専門知識を持たない一般人が大半の
787の回答が集まったのだそうで、
そして、その787の回答の数字をすべて足して787で割ると、
「平均値」となる、ある数字が得られたのだそうです。
その平均値は、1197ポンドの重さでした。
さて、果たして牛の重量を公開で計測したところ、
なんと牛の内臓を取り除いた重量は1198ポンドであったそうで、
なんと誤差はわずか0.08%しかなかったという、
嘘のような本当の話があるそうです。
また、1986年1月28日に起きたアメリカの宇宙飛行船の
チャレンジャー号が発射直後に墜落した痛ましい事故があったとき、
株式市場はこの事故に反応を示したのですが、
事故発生の21分後には、
チャレンジャーの機体とエンジンを製造していた
Rockwell社の株価が6%安となって、
発射台や関連設備を製造しいたRockheed社の株価が5%安、
機外の燃料装置を製造していた
Martin Marietta社が3%安となって、
そして、
固体燃料補助エンジンを製造していたMorton Thioko社の
株価が特に憶測や噂はなかったものの、
ストップ安となったのだそうです。
(先物には値幅制限があるようです)
はたして、チャレンジャーの事故の6ヶ月後に、
事故調査委員会が発表した調査結果では、
なんとMorton Thioko社製品の欠陥が
チャレンジャーの事故を引き起こしたことが
明らかとされたのでした。
「そんなのたまたまさ。偶然だよ。」
という感じもしなくもありませんが、
不思議といえば不思議な出来事ですね。
平均値や相場が、解らないことや未来を
かなり正確に「予見」しているようでもあります。
その他にも相場にまつわる不思議がいろいろあるようですが、
相場は、多くの市場参加者の動意(ポジション)で形成されても、
常に勝者は少数であることなどもちょっと考えると不思議ですね。
たとえば上昇相場に乗るということは、
市場の大勢動意に逆らわずに従い、
買いポジションを持つ、ということとなりますが、
ところが大勢の動意のままにいつまでも付き従うと、
どこかで敗者となってしまうことも不思議なことです。
勝者となるには、ころの良いところで他の誰かよりも
はやく大勢動意から抜け出さなくてはならないのですね。
「富を創造することにもなる投資と違って、
投機行為は奪い合いのゼロサム・ゲームだからさ。」
と言われれば、何か解ったような気にもなりますが、
大勢動意に従うことが相場に乗ることなのに、
ところが勝者は大勢ではなく、少数であることは、
ちょっと不思議な感じがしますね。
バブルと気づかないうちにバブルが生まれ、
そして、やがて崩壊して、
大衆の絶望の中に強気相場の芽が育(はぐく)まれたり、
プロスペクト理論が指摘するように
損を避けようとする人の自然な心理が、
逆に損を招く元凶となったり、
相場の世界では、
いわゆる一般常識がかなりの率で真逆となるようで、
学識のある有能な人が
てんで相場に勝てないこともよくあることで、
これらも相場の不思議のひとつなのかもしれません。
「相場の世界は欲と恐怖が作る魔界だからなんだよ。
一般世間の常識が通用するわけがない…。」
こんな言葉のほうが不思議と納得させられますが、(苦笑)
どうも相場とかかわるには、
普通ではない感覚が必要なことも少なくないようですね。
そう言えば、世界一の富豪のウォーレン・バフェット氏も
どことなく魔法使いに似ているような…。(冗談)
作者:COSMOS
更新日:2008年11月5日 6時36分
FX 「相場に定理があったなら」のお話
北海道は初雪の便りの季節となりました。
為替市場も今週でサマータイムが終わり、
来週からはマーケットが1時間遅くなりますね。
<一昨日29日(水)の主な出来事>
前日の終盤にNYダウが急伸したことでオセアニア時間では、
ドル円とクロス円が堅調に推移しました。
オセアニア時間に発表されたNZ貿易収支は、輸出が落ち込み
市場予想より弱い-11.83NZドルという結果になりました。
日鉱工業生産(速報)は市場予想より強い
1.2%という結果になりました。
東京時間に入ると上昇した日経平均が
一時上げ幅縮小したこともあって、
ドル円とクロス円およびドルストレートが
一時軟調な展開となりました。
日経平均は前日比+589.98円で円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
東京時間終盤でドル円とクロス円が反発した地合いを継いで、
FOMCを控えた様子見的な上下動の揉み合いとなりながらも、
ドル円とクロス円が徐々に上昇する展開となりました。
午後6時半に発表された英消費者信用残高は、
市場予想より弱い3億ポンドという結果になりました。
EU欧州委員長が11月26日に、雇用対策、景気対策、金融緩和、
などを盛り込んだ総合的な経済対策を
まとめる方針を明らかにしました。
ニューヨーク時間では、
ドル円やクロス円そしてドルストレートが
堅調な展開となりました。
米耐久財受注は市場予想より強い
0.8%という結果になりましたが、
前回値が0.7%の下方修正となって市場反応は限定的でした。
発表時間が未定であった独消費者物価指数は-0.2%と、
市場予想とおりの結果となりました。
FOMCでの利下げ期待に
ドルストレートが上昇する展開となりました。
これにつれてクロス円も堅調な展開となりました。
英財務相が「英経済はリセッションに向かっている。」
と発言しました。
英BOE政策委員が「英は200万人以上の失業者が出ると予想。
英金利は迅速にかつ大幅に引き下げるべき。」と発言しました。
米FOMCでは市場の大方の予想とおり0.5%の利下げとなりました。
FOMC声明では、追加利下げについての言及はなく、
10月8日の協調利下げでの声明を踏襲する内容となりました。
NYダウは一時250ドル以上の上昇となりましたが、
終盤に急落しました。
為替は上下動となりましたが影響は限定的でした。
NY原油は67ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比-74.16ドルで取引を終えました。
<昨日30日(木)の主な出来事>
オセアニア時間に発表されたNZ住宅建設許可は、
8.4%という結果になりました。
豪RBA副総裁が「豪経済成長は今後に年間は著しく抑制。
インフレは抑制努力が必要だが低下途中。
今後にどのくらい政策金利を下げるかは予測不能。」
という主旨の発言をしました。
東京時間では日経平均が堅調に推移したこともあって、
リスク回避の後退にドル円クロス円が堅調となり、
またドル売り傾向もあって
ドルストレートも堅調に推移しました。
アジア株も堅調な展開となりました。
日経平均は前日比+817.86円となり9000円台を回復しました。
ロンドン時間では、
各通貨ペアは上下動の揉み合い相場となりました。
独失業率は、市場予想より弱い7.5%という結果になりました。
午後7時の欧消費者信頼感や業況判断指数などの経済指標は、
総じて市場予想より弱い結果となりました。
ニューヨーク時間では、米GDP(速報値)が発表されて
-0.3%と市場予想より強い結果となりました。
米個人消費は-3.1%と市場予想より弱く、
コアPCEは2.9%と市場予想より強い結果となりました。
好悪交錯して市場反応は限定的でした。
ホワイトハウスが「米経済は深刻な課題に直面するも、
回復に向かう状態。」と報じました。
NYダウが上げ幅を縮小して軟調となってこともあって、
一時ドル円とクロス円が軟調な展開となりましたが、
その後は反発して上下動の展開となりました。
独連銀総裁が「金融危機はここ数週間で悪化」と発言しました。
米サンフランシスコ連銀総裁が
「最近の米経済データは深刻な懸念。
米経済は第4四半期に著しく縮小の可能性。
政策金利は1%より少し低くなる可能性。」
との主旨の発言をしました。
NY原油は上げ幅を縮小して65ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+189.89ドルで取引を終えました。
<月末で週末の今日31日の主な予定>
朝の8時半に日失業率、日消費者物価指数(全国・東京)、
午前9時01分に英GFK消費者信頼感調査、
午前9時半に豪RBA総裁補佐講演、
(通常)正午過ぎに日政策金利、
午後2時に日住宅着工戸数、日建設工事受注、
午後3時に日銀経済展望、
午後4時に独小売売上高指数、
午後4時半に日銀総裁記者会見、
午後7時に欧消費者物価指数速報、欧失業率、
午後7時半にスイスKOF先行指数、
夜の9時半に米個人所得、米個人支出、米PCEコア・デフレータ
同夜の9時半に加GDP、
夜の10時45分に米シカゴ購買部協会景気指数、
夜の10時55分に米ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)、
などの経済指標が発表されます。
日・独・欧・米・加の指標には注目です。
さて、EU(欧州連合)が11月26日に、雇用対策、景気対策、
金融緩和、などを盛り込んだ総合的な経済対策をまとめる
方針を明らかにしたり、オイルマネーの産油国でも
クウェート政府が巨額損失を出した地元銀行を救済するなど、
各国の政策金利の利下げによる景気対策とともに、
世界各国に広がった金融危機への対策が進められています。
そして、米FOMCでは今月8日の協調利下げに続き、
0.5%の利下げが全会一致で決定して
2004年6月以来となるFF金利1%となりました。
日本でも最大27兆円規模の追加経済対策を実施するとして、
また日銀も政策金利の0.25%引き下げの検討に
入っているとのことで、本日31日に発表となります。
如何なりますか注目です。
金融危機も各国の協調行動で一服感がありますが、
米経済はリセッション入りしたとみる向きが増えているようで、
実体経済は10-12月期が最悪期となるとのアナリスト予想もあり、
欧州でも景況感指数(ESI)が急速に悪化してきているとされ、
まだ過度の楽観は許されないようです。
高下激しい相場展開が予想されますので、
流れに乗りながらも機敏にトレードしていきたいものです。
ハロウィンの今日はどんな相場となりますか。
さて今日は、「相場に定理があったなら」のお話です。
レートの動きを表すチャートですが、
世界の英知を集めても、
いまだに完全な定理や法則は発見されていませんね。
ある程度の傾向は見つけられても、
必ずといってよいほど例外があるもので、
聖杯と呼ばれる完全無欠な法則はありません。
ほとんど為替は投機の市場となっていますが、
実需筋とともに、さまざまな考えの市場参加者がいて、
さまざまな手法でトレードしてしのぎを削っているわけで、
当然なのかもしれません。
「相場は波を形成する」「相場はトレンドを形成する」
などは、ほぼ間違いのない事実のようですが、
しかし、これらに完全な法則性を見つけて、
どのように具体的にトレードで運用するかるか、
ということになりますと、とても難しい問題となりますね。
さて、バーチャートが主流の欧米でも
「キャンドル」と呼ばれて愛用するトレーダーも
増えてきているローソク足ですが、
当たり前ながらほぼ絶対的なことが、
たった1つだけあるようです。
「バカかお前は!」
と笑われてしまいそうですが、(苦笑)
「価格が上昇するとき」は、陽線が多いか、
もしくは長さを含めて陽線のチャートに占める割合が多い、
「価格が下落するとき」は、陰線が多いか、
もしくは長さを含めて陰線のチャートに占める割合が多い、
ということはほぼ絶対的なようですね。
つまり、たとえば陰線がその長さを含めて割合が多いのに、
価格が上昇することはほぼありえないわけです。
「当たり前じゃないか。それがどうした?」
とツッコミを入れられそうですね。
ではもしも、こうであるならば、少なくとも…、
(天才的な逆張りコントラリアンで、
天底を取れる場合は別かもしれませんが)
価格が上昇するときに、陽線がその長さを含めて
チャートに占めることが多くなるのであれば、
価格の上昇で利益を得ようとする
買いポジションを持とうとするときは、
陽線が出始めたときにエントリーすべきで、
価格が下落するときに、陰線がその長さを含めて
チャートに占めることが多くなるのであれば、
価格の下落で利益を得ようとする
売りポジションを持とうとするときは、
陰線が出始めたときにエントリーすべき、
となるのかもしれませんね。
つまり、価格が上がり始めたときに買いに入り、
価格が下がり始めたときに売りに入るということで、
逆に言いますと、
陰線がその長さを含めてチャートに占める割合の多いときには、
買いに入ってはいけないということであり、
陽線がその長さを含めてチャートに占める割合の多いときには、
売りに入っていけないということとなります。
「おいおい。待てよ!何だって?
じゃぁ、陽線(陰線)が出たら買えば(売れば)よいっていうのか?
そんなことで勝てるわけないだろう!」
もちろん、そういうことではなく、
陽線(陰線)が出るたびに買い(売り)に入っていては、
トレードに勝てるわけはありません。(笑)
少なくともあと2つ、エントリーするために
大切な要件となることがあります。
その2つとは、
「陽線(陰線)の継続の可能性の認識」と、
「どこまでという転換点(ターニングポイント)の可能性の認識」
です。
これらは「可能性」ということで、絶対性などありませんが、
「陽線(陰線)の継続の可能性の認識」については、
陽線や陰線がすぐに反転してはいけませんから、
陽線や陰線にある程度の「慣性」があることを利用して、
この慣性の強弱を探る手段として、
古くからいろいろな投資法の流儀や手法があって、
「トレンドの強さ(や方向)を測るさまざまなテクニカル指標」
「ローソク足の長さやヒゲ」
「ローソク足の連なりのパターン」
「異なる時間軸でのトレンドの把握」
などを「慣性や勢いの目安」としてきたようです。
また、
「転換点(ターニングポイント)の可能性の認識」についても、
古くからいろいろな投資法の流儀や手法があって、
「レジスタンスライン」
「サポートライン」
「トレンドライン」
「ネックライン」
「フェボナッチ」
「バンドやチャネル」
「保ち合いや踊り場の認識」
「ピボット」
などを「転換点の可能性の目安」としてきたようです。
どうやら、「どちらに」「どれだけ強く」「どこまで」
を認識することがトレードでは少なくとも必要なようで、
1. 方向(Trend-Direction)の認識
2. トレンドの強さや勢い(Trend-Strength)の可能性の認識
3. 転換点(Turning point)の可能性の認識
の3つを分析することが、チャートをテクニカル分析する、
ということになるのかもしれませんね。
どうも、どれ1つ欠けても
チャート分析は不充分なようです。
たとえば、
転換点を認識しないで方向と勢いだけでトレードしては、
高値や安値をつかんでしまいます。
もちろん、根拠なき熱狂ならぬ、ただの根拠なき値ごろ感で
トレードしててもなかなかうまくいかないものです。
また、どの手法にしても絶対性はなく
「可能性」の域までとなる以上、
不測のときの「損切り」は
重要な補完テクニックとなるようですね。
<お知らせ> 11月3日(月)祝日のブログの更新はお休みします。
作者:COSMOS
更新日:2008年10月31日 5時32分
FX キーワードのお話
28日(火)は日経平均もNYダウも反発しましたね。
NYダウは前日比+889.35ドル上昇して、
9000ドル台を回復しました。
<一昨日の週初め27日(月)の主な出来事>
主要通貨ペアが下窓を空けてのスタートとなりました。
豪RBAが24日に豪ドル支援のための
介入を実施したことを表明しました。
日本政府が空売り規制強化と金融機能強化のため
金融機関への政府の資本参加枠を拡大することを公表しました。
G7が「為替市場を引き続き注視して協力する。
円は過度な変動。強固かつ安定した金融システムが共通の利益」
と声明を発表しました。
日経平均が前週末比-486.18円で引けて、
82年10月以来の安値をつけました。
ロンドン時間に入ると、
ドル円やクロス円がしばらく軟調な展開となりました。
午後6時の独IFOの景気動向は90.2、現況評価値は99.9、
予想値は81.4と市場予想に対して強弱交錯しましたが、
総じて弱い数字となって、IFO景気動向では03年5月以来の
約5年半ぶりの低水準となりました。
その後、NYダウ先物が下げ幅を縮小したことも背景に
ドル円とクロス円にショートカバーが入って
上下度しながらもしだいに反発していきました。
NY時間に入ると、
米新築住宅販売件数が発表されて46.4万件と市場予想より
やや強い数字となりましたが、前回値が下方修正されました。
トリシェ欧ECB総裁が「インフレ期待は減少。
欧の経済成長は減速。実質GDPは減速の見込み。
失業率は高すぎる。11月6日の会合で再度利下げを行う可能性」
という主旨の発言をしました。
仏財務相が「G7は円に介入する計画はない。
介入があるとすれば、日本単独。」
という主旨の発言をしました。
格付け機関のムーディーズが米GMの格付けを
投機的流動性格付けで最位に引き下げました。
NY原油は63ドル台前半で取引を終えました。
NYダウは終盤に下落して
前週末比-203.18ドルで取引を終えました。
<昨日28日(火)の主な出来事>
ホワイトハウスが米自動車セクターの金融部門を
金融安定化策の対象とする可能性を報じました。
朝に発表された日小売業販売額は、
市場予想より弱い-0.4%という結果になりました。
日財務金融相が「株の空売り規制違反の緊急調査を実施。」
と発言しました。
ドル円やクロス円は、はじめ軟調な展開でしたが、
その後、しだいに堅調となっていきました。
日経平均は反発して前日比+459.02円で取引を終えました。
ロンドン時間では、
午後4時過ぎに独GFK消費者信頼感が発表されて1.9と、
市場予想より強い結果になりました。
ロンドン初動ではいったんドル円やクロス円が軟調となり、
その後反発する上下動の揉み合いとなりました。
NY時間に発表されたS&Pケースシラー住宅価格は
-16.6%と市場予想とおりの結果となりました。
その後発表された米消費者信頼感指数は38.0と
統計開始以来最も弱い数字となって、
リッチモンド連銀製造業指数も-26という結果になりました。
ドル円とクロス円は一時軟調となったものの、
29日のFOMCの利下げ期待もあってNYダウが堅調で、
ドル円とクロス円が反発する展開となりました。
米財務省が米主要9行へ資本注入を開始したことを報じました。
独財務相が「円の上昇速度を懸念する。」と発言しました。
BOEの政策委員から「英国は信用危機のリスクに直面。
英経済指標は英経済がさらに弱まることを示す。
利下げは魔法の弾丸ではなく、金融政策の再考が必要。」
との主旨の発言がありました。
NYダウの堅調にドル円とクロス円が上昇しました。
NY原油は63ドル台半ばで取引を終えました。
NYダウは前日比+889.35ドルで取引を終えました。
<今日29日(水)の主な予定>
朝の8時50分に日鉱工業生産(速報)、
午後2時に日中小企業景況判断、
午後6時半に英モーゲージ承認件数、
午後7時半に英消費者信用残高、英マネーサプライ、
夜の9時半に米耐久財受注、
深夜の3時15分に米FOMC政策金利、
(市場予想は0.25~0.5%の利下げ)
などの経済指標が発表されます。
米指標には注目です。
なお、発表時間は未定ですが、
独消費者物価指数(速報値)の発表も予定されています。
こちらも注目です。
<月末の明日30日(木)の主な予定>
朝の6時45分にNZ貿易収支、NZ住宅建設許可、
朝の8時に豪コンファレンスボード景気先行指数、
午前11時にNBNZ企業信頼感、
午後5時55分に独失業率、
午後7時に欧信頼感(消費者・鉱工業・経済・サービス)、
欧業況判断指数、
夜の9時半に米GDP(速報値)、米個人消費(速報値)、
米コアPCE(速報値)、米新規失業保険申請件数、
同夜の9時半に加鉱工業製品価格、加原料価格指数、
などの経済指標が発表されます。
独・米指標には注目です。
さて、週明け27日(月)の日経平均では終値が7162円と、
03年4月につけたバブル崩壊後の最安値の7607円を割り込むなど、
株価のPBRが1を割り込む企業も多く、
実体経済と乖離するともいわれる異常崩落状態となりました。
また、28日はドル円とクロス円が反発を見せたものの、
週明け27日は日本の呼びかけでG7の緊急声明として
「円高牽制」も行われましたが、主要各国の
温度差もあって市場の反応は限定的でした。
トリシェECB総裁が講演で、10月8日の協調利下げに続いて、
次回の政策会合で利下げする意向を明らかにして、
タカ派の独連邦銀行のウェーバー総裁も
「金融市場問題が圧倒的な優先課題」と述べるなど、
経済危機が欧州の深い傷となっていることをうかがわせています。
また、利下げののりしろがしだいに限られてきていますが、
29日のFOMCでも利下げ予想となっていて、
そして英BOCも11月6日に利下となるとの観測が
強くなってきています。
そして、日銀も0.25%の利下げを検討しているとのことですが、
米欧の断続的な利下げは、
円と主要通貨の金利差が縮小することになって、
中期的な円高圧力となると指摘する向きも
多くなってきているようで、
米欧英の政策金利発表をめぐる思惑での
ドル円とクロス円の動向も注目されます。
また、日銀による円高へ対しての
ドル買いによる介入論も台頭してきているようですが、
いかがなりますか、こちらにも注目です。
戻りは売られると見る向きもあり、
思惑が激しく交錯しているようですので
相場の流れに乗りながらも、
機敏にトレードしていきたいものです。
さて今日は、キーワードのお話です。
インターネットでも検索といいますと、
「キーワード」を入力しますが、
短い単語が、問題を解いたり意味を把握する上で、
文字とおりの「鍵(キー)」の役割を果たすことがありますね。
ウォール街の言い伝えともなっている
ジョン・テンプルトンの有名な言葉の
「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、
楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えてゆく。」
というのがありますが、
この言葉でのキーワードは、誕生における「悲観」「懐疑」と、
消失過程での「楽観」と「幸福感」となるようで、
ひとつの上昇トレンドが終わってみると、
つくづく、なるほどなぁ、と思います。
まぁ、このような生い立ちの強気相場という名の子供は、
かなりのひねくれ者となりそうですが、(爆)
これはさておき、
このテンプルトンの言葉を弱気相場に当てはめて
パロディとしてみますと、
「弱気相場は絶頂の中で生まれて、
楽観と疑心のはざまで中で育ち、
事実の露呈の中で成熟し、恐怖の中で消え行く。」
ということになるのかもしれませんが、
こちらの生い立ちも決して良いものとはいえませんね。(笑)
こちらのほうのキーワードは、
誕生における「絶頂」と「楽観」と「疑心」と、
消失過程では「事実の露呈」と「恐怖」ということに
なるのかもしれません。
この弱気相場のほうの過程は、
発覚することとなった浮気のようでもありますね。(苦笑)
そして、この弱気相場と強気相場は、
方向不明の揉み合いを経て、波を描くように
サイクルしていくようで、
世界一のお金持ちのウォーレン・バフェット氏は、
市場が沸き立ち熱狂しているときほど
一般人とは逆に「恐怖」を覚えるとして、(驚)
また、市場参加者の多くが恐怖に慄(おおの)くときこそ、
絶好の買い場であるという意味のことを語っています。
まさにジョン・テンプルトンのいう市場の「悲観」の状態を
買い場とするわけですが、
次々と悪いニュースが飛び交い荒れ狂う暴落時に
巨額の買い出動することは、
言葉でいうほど簡単なことではありません。
やはり、オマハの怪人とも史上最高の投資家とも称される
バフェット氏でこそ出来ることなのかもしれませんね。
やはり常人とは違うようです。
さて、この「恐怖」というキーワードは、
けっこう相場と縁が深いようで、
1979年にダニエル・カーネマンとエイモス・トゥヴェルスキーが
発表した「プロスペクト理論」のキーワードともなっています。
プロスペクト理論とは、大雑把に言いますと、
人間の行動特性として、最適解を選択するよりも